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<   2010年 06月 ( 23 )   > この月の画像一覧

梅雨前線、低気圧など擾乱から遠い..(積雲)


【2010年6月30日9時34分】
@横浜市戸塚区
晴れ
東の空に大きな高積雲が広がっていたが、次第に晴れ間が広がり、積雲と巻積雲が同時にみえる。雲は厚みがあって影ができている。


◆午前9時現在の天気概況

 日本の南東海上に低気圧があって南東へ進んでいる。梅雨前線が揚子江下流から東シナ海、九州北部、四国を通って紀伊半島の南に達している。日本海から関東の南東海上へ気圧の谷が延びている。一方、小笠原諸島の南西海上には高気圧があってほとんど停滞している。北海道東方海上にも高気圧があって南東へ進み、そこから気圧の尾根がオホーツク海に延びている。


◆午前9時現在の雲と雨

 気象衛星の画像によると、近畿より西の地方と東日本は雲に覆われている。このうち、九州の南海上には団塊状の積乱雲があり、積乱雲上部から噴出した上層雲が九州から四国、中国地方にかかっている。また、宮城県や福島県北部にも小さな団塊状の積乱雲がみえるが、こちらは関東北部で発生したものが移動してきたもので、その後さらに発達しながら岩手県方面へ移動していっている。そのほかの東日本は、北海道には上層の薄い雲の下に小さな下層の対流雲が発生、関東から東北地方は雲頂表面の滑らかな中層の層状雲が広がっている。近畿や中部地方は下層の小さな対流雲が多数発生している。

 関東地方南部は、中層の層状雲は全体的に次第に北東へ移動し、後には小さな下層の対流雲がいくつも見られる。

 雨は午前10時までの1時間に、九州で多いところで~50mmの猛烈な雨が降っており、四国南西部や中国地方も日本海側を中心に~5mm程度の弱い雨が降っている。また、関東地方北部から東北地方の太平洋側を中心に~10mmの雨、北海道も太平洋側で数mmを観測している。


◆午前9時現在の上空の大気状態

 高層天気図によると、日本付近上空は朝鮮半島北部から日本海西部に中心を持つ上空の切離低気圧の中に入っている。低気圧そのものは中層でもっとも明瞭だが、勢力は弱くて低気圧の範囲は広い、また朝鮮半島北部に寒気の中心を持っている。

 昨日まで小笠原高気圧に対応する上空の高気圧が日本の太平洋沿岸に張り出していたが、今日になって南に後退している。また、日本の南東海上の地上低気圧に対応する下層の気圧の谷が、日本付近から日本の南東海上に延びている。このため、下層風は西風成分が強まって西南西~西風が卓越している。中層から上層にかけては切離低気圧が明瞭で、その等高度線に沿うように西~南西風が卓越している。下層の湿った空気は九州周辺にのみあり、近畿から中部地方など風下へは輸送されていない。

 東日本上空は太平洋側の下層850hPa面で北~北北東風が卓越している。それより上空は等高度線に沿って南西~南よりの風が吹いている。下層は太平洋側を中心に湿潤空気に覆われており、気象衛星で見られた中層の層状雲の下に下層雲があることを示している。中層500hPa面上では比較的乾燥しているが、高層気象観測データによると、三沢では400hPa高度(およそ6200~8200m付近)に湿潤層があって、これが中層雲にあたると思われる。

 関東地方南部は下層は北よりの風が吹いているが、中~上層は南よりの風が卓越している。中層の南よりの風によって中層雲が北へ移動して晴れ間が広がったが、下層には湿潤空気が残っていることと日射による地表面加熱で下層の対流雲が多く立っている。写真の積雲はそれによるものと思われる。



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by y_hirarin5 | 2010-06-30 23:06 | 今日の雲

日本海から延びる気圧の谷の中(乱層雲)


【2010年6月29日9時02分】
@横浜市戸塚区
曇り
全天が薄い灰色の雲で覆われている。雲は厚く太陽は透けてみえない。また雲底は一様に灰色で雲の輪郭や濃淡はほとんど判別できない。この後、数分で雨が降り出した。

◆午前9時現在の天気概況

 日本海中部に低気圧があってほとんど停滞している。低気圧から関東の南東海上へ気圧の谷が伸びている。また、日本の南東海上に低気圧があって南東へゆっくり進んでいる。揚子江中流から梅雨前線が東シナ海北部、対馬海峡を通って富山県付近に達している。一方、千島付近に高気圧があって南東へ移動している。また、小笠原諸島の西に高気圧があってほとんど停滞している。


◆午前9時現在の雲と雨

 気象衛星の画像によると、南西諸島以外は全国的に雲が広がっている。特に東シナ海から九州北部にかかる雲は雲頂高度の高い発達した積乱雲で、次第に東へ移動している。また、静岡県西部と関東地方南部にも雲頂高度の高い厚い雲がかかっている。中部地方から東北地方北部にかけては表面の滑らかな層状の中層雲が広がっており、北海道には上層雲がかかっている。中国・四国には積乱雲上部から噴出した上層雲が広がっているが、そのほかにも小さな対流性の下層雲がいくつも点在している。近畿地方は下層の対流雲のみとなっている。

 雨は、午前9時までの1時間に、九州と中国、近畿の日本海側と北陸地方で~10mm、九州は中部でと黒によって~50mmの激しい雨が降っている。また、伊豆半島や関東、東北地方などでは1mm以下の弱い雨となっている。


◆午前9時現在の上空の大気の状態

高層天気図によると、朝鮮半島の北には上空の低気圧があり中心付近に寒気を伴っている。地上天気図や850hPa面には現れず、中層で明瞭な切離低気圧で、北東側には太平洋から気圧の尾根が延びている。この低気圧の南側の日本の南海上には高気圧があり、日本付近はこれらの間で等高度線に沿うように下層では南西風、中層では西南西風が卓越している。これは梅雨前線に対応している。

 九州や中国地方から東の日本海側は、下層は湿潤空気に覆われており暖気移流場となっている。特に九州は下層に湿潤層があることで大気は対流不安定の状態になって、強い上昇流場が発生し、この付近で急激に雲が発達している。

 静岡県西部や関東南部の雲頂高度の高い雲は、高層気象観測データによると400hPa面付近(高度およそ7500m付近)に雲頂のある中~上層の雲で、時間を追っていくと衰弱しながら南東へ移動している。また、最下層(地表面近く、高度500mほどまで)にも湿潤層があり、対流不安定な状態にある。高層天気図によると下層は西南西風で比較的乾燥した空気が流入し、中層は北西風で湿った空気が流入していることから、この雲は風上側で発生したものが中層の風で流されてきたものと思われる。


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by y_hirarin5 | 2010-06-29 23:14 | 今日の雲

小笠原高気圧張り出し(高層雲)


【2010年6月28日8時56分】
@横浜市戸塚区
曇り
全天が雲で覆われており、薄らと日が射している。雲の表面にはは小さな積雲系の色の濃い丸い雲がいくつもみられる。

◆午前9時現在の天気概況

 朝鮮半島南部には低気圧があって東北東へ進んでいる。揚子江中流から伸びる梅雨前線が低気圧の中心を通って鳥取県沖に達している。また、日本海中部には別の低気圧があってほとんど停滞し、そこから東北地方北部に気圧の谷が伸びている。一方、オホーツク海には高気圧があって南南東へ移動している。また、小笠原諸島の西にも高気圧があり西へ移動している。


◆午前9時現在の雲と雨

 気象衛星の画像によると、この時間は北海道と南西諸島を除いて各地には何らかの雲がかかっている。雲の中心は東シナ海から対馬海峡、日本海西部に伸びる発達した雲で、一部が中国地方の日本海沿岸部にかかっている。雲は梅雨前線に伴う雲頂高度の高い団塊状の積乱雲で、雲全体は東北東へ移動している。また、東海や関東、東北地方北部にかけては中層雲がかかっている。この中で東海地方のものは対流雲、関東や東北地方では雲頂表面が滑らかな層状雲が広がっている。そのほかの地方は小さな下層の対流雲が無数発生している。

 雨は、午前9時までの1時間では九州や中国地方西部、中部地方、東北地方などで降っており、降水量は~5mmを観測している。


◆午前9時現在の上空の大気の状態

 高層天気図によると、中国東北区には下層から上層まで上空の低気圧があり、中心付近に寒気を伴っている。この南東縁に地上低気圧がある。一方、太平洋上は高圧帯となっており、上空の高気圧は700hPa面と500hPa面に現れている。これらの間の東シナ海北部から対馬海峡、日本海西部にかけては高気圧の縁辺を回り込むように下層から上層まで西南西風が卓越しており、地上ではこのあたりに梅雨前線が延びている。下層にはこの前線帯に沿って華南から湿った空気が流入しており、対流不安定となって上昇流が強まり雲が発達している。西日本の太平洋側でも下層では南西風に伴って湿った空気が流入しているが、中層は高気圧圏内で負渦度域に入っており下降気流場で雲が発達しにくく下層雲が発生するのみに留まっている。

 関東から東北地方にかけては、地上の気圧の谷に対応する上空の気圧の谷が伸びており、これに沿って700hPa面より上空では西北西風が卓越している。下層は西よりの風が吹いており、前線帯に沿って流入する湿潤空気がこれによって関東や東北地方にも流入して対流不安定になっている。気象衛星で見える雲は、高層気象観測データより 500hPa高度付近にみられる湿潤層に対応するものである。気象衛星可視画像を見ると、中層の薄雲の下に対流雲も見えるので、関東地方上空の雲は下層と中層の2重以上の構造を持っているものと思われる。

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by y_hirarin5 | 2010-06-28 21:34 | 今日の雲

小笠原高気圧張り出し、縁に沿って湿潤空気流入(高層雲)


【2010年6月27日11時44分】
@横浜市戸塚区

全天が厚い雲で覆われており、そこからパラパラと雨が降っているが、薄らと日も射している。西の空には上空の色の薄い雲と下層にそれとは別の色の濃い雲がみられる。

◆午後12時現在の天気概況

 日本海西部には低気圧があって東へ進んでいる。華南から梅雨前線が東シナ海、対馬海峡、低気圧の南を通って山形県沖に達している。一方、小笠原諸島の東に高気圧があって南東へゆっくり移動しており、北日本や南西諸島へ張り出している。


◆午後12時現在の雲と雨

 気象衛星の画像によると、この時間は全国的に雲に覆われている。このうち、九州北部と中国地方西部、輪島周辺、東北地方南部にかけては雲頂高度の高く厚みのある発達した積乱雲がかかっている。また四国や中国地方東部、静岡県から関東地方南部と東北地方北部、茨城県にかけては雲頂高度が中層程度の対流雲がみられる。そのほかの地方は、九州南部や紀伊半島では小さな下層の対流雲、北海道では雲頂高度が中層程度の層状雲がそれぞれかかっている。

 雨は午後12時までの1時間に九州北部と中国地方西部、東北地方南部と新潟県、栃木県、甲信と静岡県などで観測しており、ところによって~10mmの強い雨が降っている。横浜ではこの時間雨は観測されていない。


◆午前9時現在の上空の大気の状態

 高層天気図によると、日本海西部の地上低気圧は中~上層に気圧の谷を伴っており、中心付近に寒気を伴っている。また、下層では気圧の谷は現れていないが、地上低気圧の中心の北西側に寒気がある。

 一方、小笠原高気圧は上層まで続く背の高い高気圧だが、下層から中層にかけては高気圧の北縁を回りこんで西よりの風が吹いており、それに伴って華南から湿潤な空気を輸送している。一方、中層では西日本上空は太平洋側を中心に上空の高気圧の圏内に入っているため、負渦度場になって下層700hPa面において上昇流が発生しにくい状態になっている。高気圧の圏内から外れた対馬海峡以東の日本海では上空の気圧の谷の近くということと、この地方への下層への暖湿空気流入に伴う対流不安定が発生していることとで、上昇流が強まって雲が発達している。

 関東地方上空にも高気圧の縁に沿って下層から中層にかけて湿潤空気が流入しており、対流不安定な状態で対流雲が発生しパラパラと雨が降ったものと考えている。



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by y_hirarin5 | 2010-06-27 23:57 | 今日の雲

太平洋上から高気圧張り出す(高層雲)


【2010年6月26日9時49分】
@横浜市戸塚区
曇り

午前9時現在、黄海には低気圧があって北へゆっくり進んでいる。華南から梅雨前線が黄海南部、対馬海峡、若狭湾を通って中部地方に達している。また、オホーツク海、カムチャッカ半島の南には低気圧があってそれぞれ南東と北東へ進んでいる。一方、小笠原諸島の東には高気圧があって西北西へ移動し、東日本から日本海、中国東北区へと張り出している。

◆午前10時現在の雲と雨

 気象衛星の画像によると、この時間は北日本と南西諸島以外の地域が厚い雲に覆われている。特に前線に近い対馬海峡や九州、四国南部には発達した積乱雲がみられる。また、東海地方にも一部で南海上から陸上まで小さな積乱雲がかかっている。その他関東までは雲頂が滑らかな層状の中層雲に覆われている。東北地方や北海道南部は上層の薄い雲がかかっており、南西諸島は前線の南側で小さな対流雲がいくつもみられる。

 雨は午前10時までの1時間の間に九州から東海地方まで観測されており、九州や四国、兵庫県では一部で20mmを越える強い雨が、その他でも~5mm程度となっている。


◆午前9時現在の上空の大気の状態

 高層天気図によると、カムチャッカ半島の南東海上には地上低気圧に対応する気圧の谷が上層まで続いている。また、小笠原諸島付近から張り出す地上高気圧に対応する上空の高気圧は下層から中層にかけてみられる。

 地上梅雨前線周辺の上空は、850hPa面では南西諸島から中部地方にかけての西日本上空で南よりの風が卓越して暖湿空気が流入している。このため、対流不安定の状態になって、特に九州をはじめとする西日本上空は700hPa面上に強い上昇流場となって雲が発達している。

 関東地方は小笠原高気圧の北側で南西風が卓越しており、下層は乾燥空気が流入している。一方で中層の強風軸は九州から関東上空に延びており、これに沿って関東地方上空にも南西から湿った空気が流入している。これが、層状の中層雲の要因と思われる。


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by y_hirarin5 | 2010-06-26 23:58 | 今日の雲

高気圧の圏内、梅雨前線は南の海上に(巻層雲)


【2010年6月25日8時56分】
@横浜市戸塚区
曇り
全天を雲が覆っているが、雲の隙間から日が射している。雲には濃淡がある。また、薄らとハロがみえる。

午前9時現在、千島付近には低気圧があって東へ進んでいる。日本の南東海上には高気圧があってほとんど停滞し、東シナ海から日本海、さらに渤海周辺まで張り出している。一方、華南から延びる梅雨前線が九州南部を通って伊豆諸島付近に達している。

同時刻の雲と雨の状況をみると、カムチャッカ半島付近には低気圧に伴う渦状の雲があり、そこから日本の南海上へ帯状雲が延びている。一方、華南から西日本にかけては梅雨前線に伴う雲が延びている。こちらの方は華南から台湾付近にかけては団塊状の大きな積乱雲がいくつも並んでおり、東シナ海から九州南部と九州北部から四国にかけてはそれより規模の小さな積乱雲が群れをなしている。西日本のその他のところも雲頂高度が中層に達する厚い雲に覆われている。東海から東北地方南部にかけては、西日本の雲域の前面で上層の薄い雲が延びている。東北地方南部を横切る雲はシーラスストリークと思われる。また、北海道東部には小さな雲頂高度の高い対流雲がいくつもみられる。雨は午前9時までの1時間に九州南部で~50mmに達する激しい雨を観測している他、その他の九州や四国の西部で~5mmの雨が降っている。

同時刻の上空の大気の状態は、高層天気図によると、カムチャッカ半島の南から北海道の東海上にかけては地上低気圧に対応する深い気圧の谷が延びている。この気圧の谷は中心付近と軸の南端に寒気の中心を持っているが、寒気は北日本を抜けたところである。北日本は北よりの風だが、モンゴルからシベリア東部にかけて暖気域になっているために暖気移流場となっている。一方、その西側の日本付近からモンゴルにかけては、下層から上層にかけて深い気圧の尾根が延びている。下層ではちょうど太平洋高気圧と繋がっているようにみえる。この気圧の尾根は暖気を伴っており、温度の高く温度も高い。梅雨前線上の華南上空は、下層に上空の低気圧があり、さらに中層から上層にかけて大きな気圧の谷がチベット高原から東へ延びている。気圧の谷の中心付近の山東半島東には寒気の中心があり、風は気圧の谷の等高度線に沿うように吹いている。このため、南西諸島から九州にかけては南よりの風が卓越し、強い暖気移流場となって南から湿潤空気が流入している。この強い暖湿空気の流入と、気圧の谷東の端ということで、九州南部やその西方海上では上昇流が強まって雲が発達している。関東地方の上空は日本の東海上の気圧の谷の後面で、下~中層では北よりの風が吹いて乾燥した空気が流入している。


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by y_hirarin5 | 2010-06-25 23:55 | 今日の雲

梅雨前線が南海上へ離れる(高層雲)


【2010年6月24日8時55分】
@横浜市戸塚区
曇り
全天を雲が覆っているが、薄らと青空が見え日が射している。

午前9時現在、択捉島付近には低気圧があって北東へ進んでいる。中心から閉塞前線が伸び、そこから寒冷前線が千葉県銚子沖に達している。またそこから梅雨前線が日本の南海上、九州の南海上、東シナ海を通って華南に達している。一方、日本海と黄海には高気圧があってそれぞれ東と南東へ移動している。

同時刻の雲と雨のようすをみると、北海道、関東から東海、紀伊半島の南東側、九州南部から南西諸島上空に雲が広がっている。東シナ海にある雲は高気圧曲率をしたバルジ型の雲で、北縁にシーラスストリークがみえる。対流雲で構成されており、雲頂高度の高い厚い雲が大部分を占めている。また、東シナ海南部の雲は団塊状の積乱雲の雲頂部が南へ延びている。関東地方から紀伊半島までにかかる雲は南西諸島の南から関東の東海上に達する帯状雲の北縁に広がる中~上層の薄いものになっている。帯状雲そのものは南ほど雲頂高度が高く厚い雲で構成されているが、これは海上にある。北海道から東北地方北部に広がる雲は、渦状の下層~中層雲で構成される雲で表面が滑らかな層状雲と東北地方にかかる雲はところどころに山岳波に伴う雲が混じっている。雨は午前9時までの1時間に伊豆諸島と東北地方北部と北海道で~10mm程度、強いところで~20mmに達している。

同時刻の上空の大気状態をみると、択捉島付近の地上低気圧に対応した上空の気圧の谷、モンゴル付近には上空の高気圧、カムチャッカ半島の南には気圧の尾根がそれぞれ並んでいる。このうち低気圧は寒気を伴った寒冷渦で、高高度ほど低気圧の中心が北西に偏っている。北日本はこれに伴う寒気が通過中で、東北地方北部は下層が湿潤空気で覆われ対流不安定になっている。その他の地方は、上層では北日本を除いて西~西南西風が卓越しているが、下~中層にかけては日本海側の地域や東日本を中心に北よりの成分が入って寒気移流場となって、紀伊半島から西の太平洋側を除いて下降気流場となっている。関東地方の南海上では伊豆諸島付近で500hPa面において西南西風が卓越して湿潤空気が流入している。一方、下層は下降気流場になっており乾燥した空気に覆われている。

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by y_hirarin5 | 2010-06-24 22:50 | 今日の雲

南に梅雨前線、北に背の高い低気圧(層積雲)


【2010年6月23日9時52分】
@横浜市戸塚区
曇り
厚い雲が全天を覆っているが、雲には隙間がありところどころ青空が見え陽が射している。この後雨が降り出した。

午前9時現在、潮岬付近に低気圧があって北東へ35km/hで進んでいる。華南から停滞前線が、九州の南、低気圧の中心、東海道沖から関東の南部沿岸を通って日本のはるか東海上に達している。また、日本海北部には別の低気圧があって東へゆっくり進んでいる。一方、かむちゃっか半島の南には高気圧があって南東へ移動している。また小笠原諸島の東にも高気圧があって東へ移動している。渤海の高気圧は南南東へ移動し東シナ海へ張り出している。

午前10時現在の雲と雨のようすを見ると、日本付近は大きな雲に覆われている。雲は華南から東シナ海を通って、九州から日本列島を縦断し、北海道上空でキンクして日本のはるか東に達している。このうち、九州の南にある2つの雲と紀伊半島の東海上にある雲は雲頂高度の高い団塊状の積乱雲となっている。それ以外は西日本では中~上層の雲で、東シナ海には強風軸の近傍にできるトランスバースラインがみえる。また、近畿より東にある雲は下層雲、中層雲も含まれるバルジで、雲域の南ほど雲頂高度の低い雲が占め、北ほど雲頂高度が高いものが占めている。関東地方は沿岸域を中心に下層雲が広がっているが、近畿から東海、東北地方と北海道は雲頂高度が上層に達している。

また、それとは別に日本海北部に下層雲で構成された渦巻状の雲も見える。

雨は九州南部と長崎、熊本県の天草地方、紀伊半島から東北地方と北海道で午前10時までの1時間に~10mm程度、多いところで~30mmの降水が観測されている。

午前9時現在の高層天気図によると、日本海には地上低気圧に対応する上空の切離低気圧や気圧の谷が下層から上層まで続いている。切離低気圧は中心の南西側に寒気を伴った寒冷渦で、日本海沿岸に寒気が近づきつつある。低気圧前面の北陸から北の地方では、日本海側を中心に南西風が卓越して下層では暖湿空気が流入し、雲頂高度の高い雲を形成している。一方、九州から関東までの太平洋側では南西~西南西風が卓越し下層へ暖湿空気が流入している。潮岬では850hPaの風速が50kt(およそ25m/s)と強く水平方向の温度傾度が高くなっている。また、500hPa面では西側に寒気があって、寒気移流場になっている。このためこのあたりで雲が発達しているものと思われる。関東地方南部沿岸では内陸部と比較して下層の風速が強まっており、下層への暖湿空気が流入して下層雲が広がっている。


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by y_hirarin5 | 2010-06-23 20:51 | 今日の雲

梅雨前線、南海上に停滞(乱層雲)


【2010年6月22日9時17分】
@横浜市戸塚区
曇り
厚い雲が全天を覆っているが、雨は降っていない。雲底の表面は滑らかで一様に灰色になっている。

午前9時現在、日本のはるか東には低気圧があって東へ進んでいる。華南から停滞前線が東シナ海、九州の南海上から関東の南海上、低気圧の中心を通って日本のはるか東に達している。また、中国東北区には高気圧があって南東へゆっくり移動しており、日本海に張り出している。

同時刻の気象衛星の画像をみると、北海道と九州北部、中国・四国地方を除いて全国的に雲に覆われている。華南から延びる梅雨前線に沿って、東シナ海、九州、紀伊半島周辺、関東周辺から日本の東海上へと雲頂高度の高い厚い雲が分布している。東北地方は中層~上層の薄い雲が広がっている。また輪島沖から東北北部から北海道の南東海上に高気圧極率を持つシーラスストリークがみえ、この北側に上層の強風軸があることを示している。関東地方は南部では雲頂高度が中層程度の厚い雲が広がっている。雨は九州南部と紀伊半島から神奈川県までの太平洋沿岸域で降っており、午前9時までの1時間に~10mm程度、多いところで~30mmの激しくなっている。

同時刻の高層天気図によると、シベリア東部から朝鮮半島の北にかけて南西~北東方向にのびた切離低気圧がみられる。この低気圧は地上天気図には現れない上空の低気圧で、中心付近に寒気を伴った寒冷低気圧でもある。昨日と比較して南へ移動して日本海に差し掛かりつつある。一方、オホーツク海には深い気圧の尾根があり、尾根の軸付近に暖気を伴って暖かい。日本付近は北日本や日本海に上空の気圧の谷が近づきつつあり、寒気が流入している。その他の地方は全般に下層から上層まで西よりの風が卓越している。特に九州の西方海上や関東の南海上では、下層では暖気移流、中層500hPa面では弱い気圧の谷で正渦度が分布していることもあり上昇流が強まっている。これは雲頂高度の高い雲の分布とほぼ一致している。

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おまけ写真

【2010年6月22日15時25分】
@横浜市戸塚区
高積雲


【2010年6月22日17時01分】
@横浜市戸塚区
巻雲

ここ2日は午後になって晴れてます。
毎日、一面灰色の雲を撮っていたんで、いろんな種類の雲が撮れるのは楽しいです(^^)v


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やる気がピヨピヨと沸いてきます。

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by y_hirarin5 | 2010-06-22 22:31 | 今日の雲

夏至~梅雨前線は南海上に(乱層雲)


【2010年6月21日8時58分】
@横浜市戸塚区

厚い雲が全天を覆っており、そこから雨が降っている。どんよりとした灰色の雲で雲底の表面は滑らかになっている。ところどころ小さな濃い灰色の積雲がみえる。

午前9時現在、日本のはるか東に低気圧があって東北東へ進んでいる。華南から梅雨前線が東シナ海、九州の南から伊豆諸島付近、低気圧の中心を通って日本のはるか東に達している。またシベリア東部にも低気圧がありほとんど停滞している。中心から延びる気圧の谷が日本海から東日本に延びている。一方、かむちゃっか半島の南には高気圧があって南南東へ移動している。また、黄海西部にも高気圧があって南東へゆっくり進み東日本に張り出している。

同時刻の気象衛星の画像によると、全国的に厚い雲に覆われている。九州から東北地方南部までは東西に延びる梅雨前線に伴う雲がかかっており、特に九州の西や紀伊半島の南海上、関東の南海上のものは団塊状の積乱雲で雲頂高度が高く発達している。また、東北地方北部も高い雲がかかっている。その他では北海道や中国から東北地方までの日本海側の地域にかかっているものは雲頂高度の低い下層雲が中心となっている。雨は午前9時までの1時間で九州南部や中国地方西部の日本海側、紀伊半島南部、静岡県、伊豆諸島と北陸、東北地方南部などで多いところで~20mmの強い雨が降っている。関東地方ではアメダスではこの時間は雨は観測されていないが、気象レーダーのデータを見ると、神奈川県東部から千葉県など南部沿岸域で降水を観測していた。

同時刻の高層天気図をみると、シベリア東部には地上低気圧に対応した上空の切離低気圧があって、これは上層ほど明瞭になっている。上層の切離低気圧の中心は地上低気圧の中心より10°ほど西にずれている。また、切離低気圧は中心付近に寒気を伴っている。この低気圧から延びる気圧の谷が日本海から東日本に延びている。一方、オホーツク海には深い気圧の谷があって、地上高気圧に対応している。この気圧の尾根は中心付近に暖気を伴っている。

日本付近は、シベリア低気圧から延びる気圧の谷が東日本に延びており、日本海側の地域に寒気が流入しつつある。北日本は低気圧の前面で下層では南よりの風が卓越して暖湿空気が流入している。また、関東より西の地域では西よりの風が卓越し、太平洋側を中心に暖湿空気が流入し、九州南西海上と伊豆諸島付近に強い上昇気流が発生している。関東地方の南部沿岸域は、この伊豆諸島付近の強い上昇流域近傍にみられる団塊状積乱雲に伴う降水域に入り、雲域が通過した午前中は雨が降った。

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by y_hirarin5 | 2010-06-21 23:25 | 今日の雲