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<   2009年 01月 ( 27 )   > この月の画像一覧

発達した南岸低気圧の通過(層雲)


【2009年1月31日15時18分】
@横浜市港北区
曇り
お昼ごろには強く降っていた雨も上がり日が射していたが、再び曇り。全天が厚い雲に覆われていた。北北西の空は下層に白い雲があり、その上の灰色の雲との間が明るい。この部分だけ空気が乾燥して雲がなく、また空気が澄んでいて遠くまで見える。
午後3時現在、横浜では気温9.1℃、北東の風3m/s、湿度75%

◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、房総半島付近に前線を伴った低気圧があって東北東へ進んでいる。低気圧の北側や西側にあたる東北地方から九州までの広い範囲で等圧線が込み合っている。また、オホーツク海には低気圧があって南東へ進んでいる。一方、シベリア北部には高気圧があって南へ張り出し、一部が東シナ海から南西諸島へと張り出している。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後3時現在、関東の東海上には低気圧に伴う下層雲で構成された渦の中心があり、その北側の北日本には雲頂高度の高い雲があって、南南西から北北東方向の走向を持った筋がみられる。低気圧の西側にあたる雲は近畿地方まで広がっており、こちらの雲は下層から中層の雲で構成されている。低気圧の過ぎた日本海や中国、四国、九州には寒気の流入に伴う下層の筋状雲が広がっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、700hPa面より下層の関東から中部地方上空には、地上低気圧に繋がる上空の低気圧がみられる。中層から上層にかけては気圧の谷が延びているものの、等圧線の閉じた低気圧にはなっておらず、この低気圧は背が低いことが特徴として挙げられる。低気圧の中心付近とその南側は空気が乾燥しているが、西側から北側にかけては厚い湿潤層が九州から東北地方にかけての広い範囲に広がっている。低気圧の南側では南よりの風に伴って暖気が流入している。一方、寒気は下層では低気圧の北西側で卓越する北東風によるものが主体になっているが、中層では気圧の谷の西側に寒気の中心があって、そこから北西の強い風に伴って流入している。気圧の谷の前面にあたる東日本では中層で南西風が卓越しており、この風に伴って湿った空気が流入している。これが北日本に広がっていた中~上層雲に対応するものと思われる。

関東地方上空は、午後3時ごろは低気圧が通過してその背後の下層雲の領域内に入ったところだった。


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by y_hirarin5 | 2009-01-31 23:59 | 今日の雲

背の低い高気圧から湿った南よりの風が流入(層積雲)


【2009年1月29日12時04分】
@東京都目黒区
曇り
全天が雲に覆われているが、ところどころ隙間から青空が見える。雲の薄い部分では日が射したりするが、厚い部分もある。
午後12時現在、大手町では気温8.8℃、北北西の風3m/s、湿度55%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、日本の東海上には高気圧があって勢力を西日本まで残している。一方、オホーツク海には低気圧が進んできており、中心から延びる気圧の谷が日本海北部に達している。また、東シナ海には南から気圧の谷が延びている。
日本付近は西から気圧の谷が近づいている。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後12時半現在、中国大陸南部から東シナ海、黄海、と日本海西部にかけて幅の広い雲が延びている。雲域の南側は厚い下層~中層の雲で構成されており、朝鮮半島から日本海西部と西日本上空のものは雲頂高度が高くなっている。また、東北地方北部と北海道、東北地方南部の太平洋側から関東地方の沿岸域にかけて、それぞれ下層雲が広がっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、オホーツク海の北西には上空の低気圧があり、中心付近に強い寒気を伴っている。そこから南に気圧の谷が延びているが、アムール川中流止まりで日本付近への影響は少ない。

日本付近は下層を中心に気圧の尾根の中に入っている。しかし、大陸東岸には南に気圧の谷が延びている。このため、東シナ海周辺を中心に南よりの風が卓越して暖湿空気が流入している。そのほかの地方では南西風が卓越しており、暖気が流入している。関東地方の南東海上の下層には高気圧があり、関東地方にはこの周辺を流れる風が南から入ってきている。

関東地方は南東海上にある背の低い高気圧から湿った南よりの風が入って、沿岸域を中心に下層雲が広がっている。


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by y_hirarin5 | 2009-01-29 23:59 | 今日の雲

高気圧北偏、下層で湿った東風が流入(高積雲)


【2009年1月28日12時34分】
@東京都目黒区
曇り
厚い丸い雲は隣同士がくっついており、それが全天に広がっている。雲の隙間からはときどき青空がみえる。
午後12時現在、大手町では気温7.0℃、北北西の風2m/s、湿度54%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、オホーツク海やカムチャッカ半島の南、日本の東海上には低気圧があるが、次第に日本から離れている。三陸沖には高気圧があって北海道から中国、四国地方まで広く覆っている。しかし、九州の南西海上には気圧の谷が延びている。また、アムール川の中流や渤海の西に低気圧が進んできている。
日本付近は高気圧に覆われているが、西から気圧の谷が近づいている。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後1時現在、日本のはるか東海上から南海上にかけて、幅の広い雲バンドが延びている。北日本に広がっていた寒気の流入に伴う筋状雲はオホーツク海やカムチャッカ半島の南まで離れていった。

北日本や北陸地方の山沿い、中国地方の山間部には下層雲が広がっている。また、関東地方の南東海上や九州、四国の南海上にも下層雲が広がっているが、特に組織立ったようすはない。
写真の雲は、関東地方南東海上に広がる雲の一部とみられる。

◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、オホーツク海の北には背の高い低気圧があり、そこから気圧の谷が千島付近と
バイカル湖の東から朝鮮半島北部に延びている。この後者の気圧の谷の下層には背の低い低気圧があって、中心の南側には暖気が流入している。

日本付近は、これらの気圧の谷の間の気圧の尾根の中に入っている。700hPa面より上空では全般に西よりの風となって温度移流はほとんど発生していないが、下層850hPaでは南風成分が入って暖気移流場となっている。日本海中部から北海道付近にかけてと、東シナ海から関東地方南東海上にかけての下層に湿潤域が広がっている。

関東地方は、地上高気圧の南側にあたるため高度1km以下で東よりの風が卓越している。この風に伴って湿潤域が千葉県方面から内陸へと侵入しているが、風の届かない北部では晴れている。


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by y_hirarin5 | 2009-01-28 23:59 | 今日の雲

前線性の雲バンドと強風軸に伴う上層雲(巻雲)


【2009年1月27日12時34分】
北東から南西に延びる雲の帯があり、そこから両横に魚の骨のように別に雲が延びている。肋骨雲とも呼ばれているようだ。


【2009年1月27日12時35分】
空の狭いところに広がる薄い雲。その表面は波打ったように雲の濃い部分と薄い部分が交互に並んでいる。その中をさらに細かく見るとまた複雑な模様が見えてくる。

@東京都目黒区
晴れ
午後12時現在、大手町では気温9.9℃、北西の風3m/s、湿度27%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、オホーツク海には低気圧があって北東へ進み、千島付近にも低気圧があり東北東へ進んでいる。また、日本の東海上にも低気圧があり、気圧の谷は日本から遠ざかりつつある。一方、朝鮮半島には高気圧があって東北東へ移動し、日本付近に張り出している。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後13時現在、幅の広い雲バンドが大陸南部から東シナ海、日本の南を通って日本の東に達している。この雲の一部薄いものが西日本から関東地方上空にかかっている。一方、北日本には日本海側を中心に寒気の流入に伴う下層の筋状雲が広がっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、シベリア東部の低気圧は背が高く中心付近に500hPa面で-48℃以下の寒気を伴っており、ほとんど停滞している。そこから延びる気圧の谷は朝鮮半島を通って東シナ海へ達している。

日本付近はこの気圧の谷の前面にあたり、また下層から中層にかけて温度集中帯があるために、上層の強風軸は九州から東北地方まで日本を縦断するように延びている。中層から上層にかけては西南西風が卓越しているが、下層850hPa面では西よりの風で寒気移流場になっている。このため、日本海側には下層を中心に湿潤層が広がっている。大陸南部から日本の南海上に延びる雲バンドは、下層に温度集中帯がありその付近にも湿潤域が広がっている。一方、中層から上層にかけてはこの温度集中帯の北側に強風軸が延びている。このため、この雲バンドは南側では前線性の下層~中層雲が主体になっているが、強風軸に近い北側では上層雲が主体となっていることが分かる。

関東地方上空には、この雲バンドの北縁の薄い上層雲がかかっており、地上から見えたのはこの雲と思われる。


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by y_hirarin5 | 2009-01-27 23:39 | 今日の雲

サイエンスカフェ ~過冷却水

今度の土曜日に自由が丘近くのパブでサイエンスカフェが開かれるようなので、行ってきます。
テーマはずばり、「コップの中の水を一瞬で凍らせてみよう実験」(ひらりん命名)です。

・・・
いやいや、ホントは

第6回東工大サイエンスカフェ
グラスの中のサイエンス-氷より冷たい水とは?

ですよ。^^;

ここで登場するのは、氷より冷たい水。
ん?氷より水が冷たい?
0℃より温度が下がったら水って凍るんじゃないの?
だからそれって変・・・。

と、思われるかもしれません。
でも、あるんですよ。
0℃より温度が下がっていても凍らない水が。
そんな状態の水のことを過冷却水と言います。

細かくは知りませんが、一応、
水の温度をゆっくりと下げていった場合に起こりうるようです。
※参照 一般気象学第2版(東京大学出版会)

雲の中の雲粒の状態というのは、周辺の気温や湿度などの状態によって変化します。
水の状態であったり氷の状態であったり。
雲の中でも-20℃ぐらいまでは雲は水、つまり過冷却の状態でいることが多いようです。

この過冷却水は何かしらの刺激を受けると急速に凍り始めます。
雲の中の場合は、氷晶核と呼ばれる粒子がその刺激を与えます。
※ 水蒸気が雲粒になるには凝結核と呼ばれる物質が必要です。
  氷になる場合のそれは氷晶核と呼びます。
  海塩粒子だったり、土壌粒子だったり、火山灰などの小さな粒がそれに当たります。

今度のサイエンスカフェでは、目の前で過冷却水が凍る実験をしてくださるようです。
とっても楽しみです。
あぁ、雲の中の現象が、よもや目の前で見られようとは・・・・。
しっかり勉強してきまーす。(^o^)/

自由が丘のパブで科学実験「サイエンスカフェ」-東工大院生が企画
自由が丘経済新聞の紹介記事

第6回 東工大サイエンスカフェ ブログ
by y_hirarin5 | 2009-01-26 00:37 | ひとりごと

寒冷前線通過後、西から高気圧が張り出す(快晴)


【2009年1月25日16時22分】
@横浜市港北区
快晴
雲ひとつない青空が広がっている。
午後4時現在、横浜では気温9.7℃、南西の風4m/s、湿度30%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、サハリンの南には前線を伴った低気圧があって北東へ進んでいる。中心から温暖前線が北海道の東海上へ、寒冷前線が北海道を縦断して東北地方北部を通り、若狭湾の北西海上に達している。日本海中部から山陰沖にかけてと、関東地方の南海上に弱い気圧の谷が延びている。一方、華南には高気圧があって東へ進み、西日本から関東地方を南から覆っている。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後4時半現在、オホーツク海には低気圧に伴う渦状の雲があり、そこから南に寒冷前線に伴う帯状雲が三陸沖に延びている。日本周辺海域には寒気の流入に伴う下層の筋状雲が広がっているが、東シナ海西部で大陸に近いところでは陸地からの離岸距離が次第に大きくなっており、西から寒気が弱まっていることを示している。

北海道と東北地方、新潟県から南の日本海側と九州全域には筋状雲がかかっており、午後5時までの1時間に1~5mm相当の雪または雨が降っている。そのほかの地方は東北地方南部の太平洋側から四国までの太平洋側を中心に晴れている。

関東地方はこの晴れの範囲に入っており、北部山岳域の雲もほとんど弱まっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、シベリア東部には上空の低気圧が停滞しており、また昨日と勢力はほとんど変わっていない。

日本付近はこの低気圧の南側にあたり、また下層から中層にかけて温度集中帯があるためにこの上層には強風軸が延びている。風向は西日本で西よりで北日本では南南西風となっている。一方、下層では全般に西よりの風が卓越して寒気移流場となっている。このため、東シナ海から日本海と日本海沿岸域を中心に湿潤層に覆われている。これが筋状雲に対応している。

関東地方上空は全般に西よりの風が卓越して下降気流場になっている。高度1km付近のごく下層では西部で中部山岳を回りこんできた風が入ってきているが、乾燥空気が入ってきているため雲のできにくい状態となっている。


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by y_hirarin5 | 2009-01-25 23:52 | 今日の雲

下層の気圧の谷と風のシア(層積雲)


【2009年1月24日12時52分】
@横浜市港北区
晴れ
雲が多めで西の空は暗くなっているが、頭上は晴れ間が見えている。雲は厚みがある。
午後1時現在、横浜では気温6.4℃、北北東の風4m/s、湿度48%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、オホーツク海北部には発達中の低気圧があって北北西に進んでいる。中心から閉塞前線がオホーツク海中部に延び、そこから延びる寒冷前線が日本の東海上に達している。低気圧から延びる気圧の谷は関東地方南東海上を通って紀伊半島の南に達している。また、シベリア東部には別の低気圧があってほとんど停滞している。一方、長江上流には高気圧があって西日本に張り出している。日本付近は冬型の気圧配置になっている。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後1時現在、下層~中層の厚い雲バンドがオホーツク海北部から北海道の東を通って関東地方南部に達している。その西側の日本海や黄海、渤海、東シナ海と太平洋上には寒気の吹き出しに伴う下層の筋状雲が広がっている。

日本付近は、九州北部から東北地方までの日本海側と北海道、四国と紀伊半島のほぼ全域に筋状雲がかかっている。広域で晴れているのは九州の中部から南部と東海地方となっている。東北地方南部の太平洋側から関東地方の沿岸付近に下層の帯状雲の末尾がかかっているが、内陸部では晴れている。

気象レーダーで関東地方の雨雲のようすをみると、午後1時現在では茨城県から東京、埼玉にかけて1時間に0~4mm相当のまとまった雲がみられる。(今日は一部で雪が降ったところもあるようですが、レーダーのデータだけでは判断できませんので、ここでは雨雲と表現させていただいてます。)


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、シベリア南部には地上低気圧に対応した上空の大きな低気圧がみられる。この低気圧は上層まで達する背の高いもので動きが遅くなっている。低気圧の東側に当たるオホーツク海北部からカムチャッカ半島、日本のはるか東にかけては深い気圧の尾根になっており、下層では強い南よりの風に伴って暖気が移流している。また、この気圧の尾根との間には強い温度集中帯があり、その上空の房総半島から千島付近にかけては湿潤空気に覆われている。これは寒冷前線と気圧の谷に対応した雲となっている。この温度集中帯の上空の北西側には上層の強風軸があり、九州から北海道まで日本列島を縦断している。

日本付近は北海道から九州までの太平洋上の下層に温度集中帯があり、その上空に強風軸が延びている。温度集中帯の北西側では下層で北よりの風が卓越して寒気移流場となっている。それに伴って東シナ海や日本海、本州の日本海側には湿潤層が広がっている。

関東地方上空は下層に小さな気圧の谷がある。南部沿岸では南東風、内陸部では北西風となっており、この間に風のシアが発生しており、この上空では上昇気流場となっている。この風のシアが発生している付近に雲バンドが延びている。


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by y_hirarin5 | 2009-01-24 23:59 | 今日の雲

気圧の谷の通過と南よりの風に伴う暖気移流(高積雲)


【2009年1月23日12時34分】
@東京都目黒区
晴れ
大きく厚みのある雲と、小さなちぎれ雲と上層の薄い雲が混在している。ちぎれ雲は北西から南東に、大きな雲は西から東へ移動しており、鉛直方向の風のシアがある。この場合は寒気移流場といえる。
午後12時現在、大手町では気温11.2℃、北北西の風3m/s、湿度78%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、日本海北部には前線を伴った低気圧があって北東へ進んでいる。中心から温暖前線が北海道の道東に達し、寒冷前線が山陰地方に達している。また、房総半島の南には別の低気圧があって北東へ進んでいる。一方、大陸には高気圧があって南東へ移動し、東シナ海へ張り出している。日本付近は気圧の谷が通過しているが、西から高気圧が張り出しつつある。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後12時半現在、雲頂高度の高い薄い雲バンドが長江河口から東シナ海を通って北陸沖の日本海に延びている。この雲の少し南側には厚い下層雲が広がっている。また、日本海北部からサハリン、オホーツク海南部にも雲頂高度の高い雲が延びている。その雲の北西側の沿海州沖の日本海には寒気の移流に伴う下層の対流雲とメソ擾乱に伴う渦状の雲が見える。一方、北海道の東海上から房総半島付近まで別の雲バンドが延びている。この雲は南ほど雲頂高度が低く雲バンドとしての形が崩れている。

日本付近は西日本に日本海低気圧から延びる寒冷前線に伴う雲がかかっているほか、北海道にもオホーツク海周辺に広がる雲の一部がかかっている。近畿から東北地方にかけてはそれとは別の下層~中層の雲が広がっているが、東北地方南部から近畿地方の沿岸域を中心に晴れ間が多い。

関東地方は北海道の東海上から延びる雲バンドのうち、下層雲が南部沿岸域にかかっている。この雲は次第に南東へ移動しながら消えていった。一方、北部では一部下層の対流雲が出ているが晴れ間が多い。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、シベリア東部に低気圧がありそこから南南東に気圧の谷が延びている。その位置は下層では日本海西部から東シナ海にかけて、中層から上層では中国東北区から渤海にかけてとなっている。これは日本海低気圧と寒冷前線に対応しており、背が高いものとなっている。一方、房総半島付近の低気圧に対応する上空の気圧の谷や低気圧はなく、ごく下層で背が低い。

日本付近は前者の気圧の谷の前面にあたり下層では東日本で南よりの風が卓越して暖気移流場に、西日本では西~北西風で寒気移流場にそれぞれなっている。中層から上層にかけては一様に西南西~南西風になっている。北海道周辺では下層から上層にかけて南よりの風が強く吹いており、暖湿空気が流入している。この周辺に広がる雲はこれに対応しており、暖気移流に伴う雲といえる。西日本に広がる雲は、下層の北よりの風に伴う寒気移流の周辺でみられる湿潤域に対応している。また中層から上層にかけては気圧の谷前面の強風域に対応する中~上層雲が延びている。

関東地方は、下層では南部沿岸域で南よりの風、内陸部では東よりの風となっており低気圧性循環がみられる。それより上空では西南西風が卓越している。このうち下層の南よりの風に伴って湿潤空気が流入しており、南部に房総半島付近の低気圧や寒冷前線に伴う上昇気流場がみられ、中層では小さな気圧の谷が通過している。この付近に下層から中層の雲が広がっている。


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by y_hirarin5 | 2009-01-23 23:59 | 今日の雲

下層で東よりの風が流入(乱層雲)


【2009年1月22日12時36分】
@東京都目黒区
霧雨
細かい雨が降っている。全天は厚い雲に覆われていて雲底は形や色の濃淡がはっきりしない。
午後12時現在、大手町では気温5.7℃、北北西の風3m/s、湿度84%

◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、伊豆諸島の東には低気圧があって東北東へ進んでいる。また、南西諸島付近にも低気圧があり北東へ進んでいる。アムール川中流や黄海北部にも低気圧があり、東西に幅の広い気圧の谷が日本付近へ進んできている。一方、北海道の東には高気圧があって東へ移動している。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後12時半現在、雲バンドが東シナ海から西日本の南海上~関東地方の見海上を通って日本の東に達している。この雲は南側ほど厚くなっており、ところどころに上層まで達した発達した雲がみられる。また、この雲バンドの北側に当たる朝鮮半島南部から日本海西部にかけて雲頂高度の高い薄い雲が延びている。

日本付近は南西諸島を除いて全国的に雲に覆われている。特に九州と四国、近畿地方南部、東海と関東地方南部の雲は厚くなっており、午後1時までの1時間に四国を中心に~5mm程度の降水が観測されている。また、関東地方でも北部や福島県を中心に~1mm程度の降水がみられる。一方、中国地方と近畿地方北部、北陸と北日本にかかっている雲は薄くなっている。

関東地方は南部沿岸域で厚く雲頂高度の高い雲がかかっているが、その北側の雲はそれよりもやや薄くなっている。降っている雨も東部で~1時間に1mm程度と弱いものになっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、昨日モンゴル付近にあった上空の低気圧は中国東北区まで進んできて、それに伴う気圧の谷は渤海から長江中流を通ってチベット高原の南東に達している。この低気圧は中心の北西側に強い寒気を伴っており、5200m付近で-42℃以下となっている。また中層には大陸東岸に沿って気圧の谷が延びている。

日本付近はこの気圧の谷の前面にあたり、西南西風が卓越して下層では湿潤空気が流入している。東シナ海から本州南岸を通って関東地方の東海上に達する湿潤域は雲の厚い領域に対応している。また、この湿潤域の上空には上層の強風軸があり東シナ海南部から東北地方南部に延びている。

関東地方は、下層1km付近で東よりの風が卓越しており、地上気温も午後12時現在では平野部で5~6℃ほどとなっている。高度2kmより上空では西よりの風となっている。降っている雨は霧雨で雲頂高度の低い雲から降っているものと思われる。

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by y_hirarin5 | 2009-01-22 23:59 | 今日の雲

高気圧の南側で東風が流入(高積雲)


【2009年1月21日12時42分】
@東京都目黒区
曇り
厚い雲に覆われているが、ところどころ雲の隙間から青空が見える。雲はもこもことした積雲系の雲で厚みがある。
午後12時現在、大手町では気温6.9℃、北北西の風2m/s、湿度43%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、福島県付近には高気圧があって東へ移動している。一方、四国の南海上と挑戦北部の東の日本海、南西諸島の南にはそれぞれ低気圧があり、日本へ近づいている。また、黄河中流にも低気圧があって東北東へ進んでいる。日本付近は西から気圧の谷の中に入ってきている。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後12時半現在、雲頂高度の高い雲バンドが東シナ海北部から朝鮮半島南部、日本海を通って三陸沖に達している。このうち東北地方北部の西海上で雲バンドがキンクして(折れ曲がって)いる。また、南西諸島から九州南部、西日本上空から東海地方にかけては、雲頂高度の低い中層から下層の雲が広がっている。北海道は下層の小さな対流雲が広がっている。

関東地方上空は南部を中心に厚い雲に覆われているが、ところどころに雲の隙間がみえる。北部の雲は薄いものの雲頂高度がやや高くなっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、カムチャッカ半島南東海上の低気圧に伴う気圧の谷は日本のはるか東海上にあり、その西側の東日本の太平洋側に弱いながらも気圧の尾根がある。一方、モンゴル付近には呈上低気圧に対応する上空の低気圧と、そこから延びる気圧の谷が東シナ海に達している。気圧の谷の前面に当たる東シナ海から西日本上空にかけては700hPa面(3000m付近)に湿潤域が広がっている。これが気象衛星で見た下層雲に対応している。

日本付近は西日本では下層で西南西風が卓越して弱い暖気移流場となっており、700hPa面に湿潤域が広がっている。北日本ではほぼ西風となっており、温度移流はほとんど発生していない。

関東地方は下層で南西風となっており、房総半島付近から南東へ湿潤域が延びている。一方、それより上空では西風が卓越しており、中層には乾燥空気が流入している。上層では東北地方を東西に流れる強風軸の南側にあたる。高層気象観測データで館野(茨城県つくば市)のデータをみると、2000mより下層に湿潤層がありこれが雲に対応している。一方、上空では湿度が~60%前後となっているが、6500m付近にも薄い湿潤層が見られる。上空は100m~1000m付近まで東よりの風となっており、一方でこの上空では南よりの風となって湿潤空気が流入している。


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by y_hirarin5 | 2009-01-21 23:59 | 今日の雲