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深い気圧の谷の接近~中層に湿潤空気が流入(高積雲)


【2009年4月4日8時34分】
@横浜市港北区
曇り
空いっぱいに丸い高積雲が浮かんでいる。雲に厚みはない。また、西ほど雲と雲の間の隙間がなくなっていっている。
午前9時現在、横浜では気温13.8℃、東の風1m/s、湿度57%





◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、日本の南東海上には高気圧があって東南東へ進んでいる。また、そこから気圧の尾根がオホーツク海北部に延びている。一方、停滞前線が長江下流の南から九州北部を通って四国の南に達している。また、シベリア東部には低気圧が進んできており、そこから九州まで気圧の谷が延びている。
日本付近は高気圧が東へ去り、代わって西から気圧の谷が近づいている。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午前9時現在、シベリア東部から西日本上空まで南北に雲が延びている。雲は高気圧曲率を持っており、また北ほど雲が薄くなっている。南側は東シナ海から西日本、中部地方まで下層雲が広がっている。中部地方から西は厚い雲に覆われている。

関東地方は晴れ間が広がっているが、西から南北に延びる雲が近づいてきている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、カムチャッカ半島の南東に気圧の谷があるが、日本から遠く離れている。一方、シベリア東部から南に気圧の谷が延びている。この気圧の谷は、上層では朝鮮半島の北までとなっているが、下層では九州の北まで南下している。この下層の気圧の谷の西側には850hPa面で-3℃以下の寒気を伴っている。これら2つの気圧の谷の間の北日本は、気圧の尾根の中に入っている。

日本付近は、北日本は気圧の尾根の真ん中に、そのほかの地方は気圧の谷の前面にあたる。しかし、西側の気圧の谷は上層から中層にかけては朝鮮半島付近から北側にあるために、影響があるのは北陸から北の日本海側になっている。この気圧の谷の南側では風が強くなっており、上層の強風軸は黄海から日本海西部に延びている。関東から西の地方は、下層では南風成分が入っており、特に西日本上空では850hPa面で西南西風に伴って暖湿空気が流入している。これが下層から中層の雲に対応している。

関東地方は中~上層は西よりの風だが、下層は南から南西風が卓越しており暖気移流場となっている。下層は乾燥空気に覆われているが、高層気象観測データをみると高度4000m付近に厚さが500mほどの湿潤層があって、この高度に湿潤空気が流入している。これが写真でみられた雲に対応しているものと思われる。


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by y_hirarin5 | 2009-04-04 23:59 | 今日の雲
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