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気圧の谷の前面~強い南西風に伴う暖気移流場(高層雲)


【2009年3月13日12時46分】
@東京都目黒区
曇り
写真を撮っているときにパラパラと雨が降ったがすぐに止んだ。空は薄い灰色の雲が全天に広がっており、そこからときどき太陽が透けてみえる。また、小さな濃い灰色の雲がところどころに浮かんでいる。
午後1時現在、大手町では気温12.9℃、南南西の風6m/s、湿度43%





◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、日本の東海上には高気圧があって東日本を覆っている。一方、朝鮮半島南部には前線を伴った低気圧が進んできており、北東へ進んでいる。中心から温暖前線が九州を通って四国の南海上へ、寒冷前線が中国南部に達している。また、アムール川中流には別の低気圧があって東北東へ進んでいる。

日本付近は西から気圧の谷が近づいている。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後1時現在、全国的に雲が広がっているが、北日本の雲はごく薄いものが多くなっている。日本付近の雲は中国南部から東シナ海を経て西日本上空を中心に広がっている下層雲と、日本海を中心に広がる下層から中層の雲で構成されている。西日本の雲はところどころ中層雲が混じっているが、近畿や中部地方周辺のものは雲頂高度が高くなっており、一部上層に達している。日本海の雲は北側の沿海州付近に上層雲のトランスバースラインを伴っており、強風軸がこの北側を通っていることを示している。

関東地方はお昼前には西から移動してきた上層雲がかかり始め、この時間は徐々に雲が厚くなっていっているところとなっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、日本のはるか東には地上低気圧に対応する深い気圧の谷と低気圧がある。また、中国東北区からチベット高原東部にかけても深い気圧の谷が延びている。

日本付近はこれらの間の気圧の尾根の中にいるが、下層にはこの後者の気圧の谷の前面にショートトラフがあって、東シナ海から西日本に湿った南西風が流入し強い暖気移流場になっている。また、北海道も気圧の谷の近くで、日本海から湿った南西風が入っている。上層の強風軸は、長江中流から朝鮮半島を通って西日本上空を流れている。

関東地方は気圧の谷の前面にあたり、下層では南西風が卓越しているがこの時間は乾いた空気が流入している。このため上昇気流場になっているが、下層では雲ができにくくなっている。一方、中層から上層にかけては西よりの風が卓越しており、上層の強風軸が上空を通っている。


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by y_hirarin5 | 2009-03-13 23:59 | 今日の雲
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