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気圧の谷が通過~風の収束による雲?(層積雲)


【2009年3月11日8時50分】
@東京都目黒区
曇り
丸い積雲系の雲で覆われている。ところどころが隙間雲になっておりそこから青空がみえる。
午前9時現在、大手町では気温6.8℃、北北西の風4m/s、湿度25%






◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、千島付近には発達中の低気圧があって北北東へ進んでいる。この低気圧に近い北日本は等圧線が混んでいる。一方、黄海には高気圧があって西日本から中部地方にかけて覆っている。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午前9時現在、北陸から北の地方は日本海側を中心に下層の筋状雲が広がっており、東北地方北部では太平洋側にも流れ込んでいる。一方、関東地方南部から九州までは大陸から延びる雲バンドに覆われている。この雲は雲頂高度の高い薄い雲で構成されている。また、中国大陸南部から東シナ海にかけては下層雲が広がっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、千島付近には地上低気圧に対応する上空の低気圧がみられる。この低気圧は上層では不明瞭になり、代わってその西側の日本海北部には中層から上層にかけて明瞭な低気圧や気圧の谷が現れている。この上空の低気圧は千島付近のものは東側に暖気を伴っているが、日本海北部のものは中心付近に強い寒気を伴っている。

日本付近は日本海北部の低気圧に伴って、北海道上空に500hPa面に-42℃以下の寒気が流入している。また、下層を中心に強い寒気移流場になっており、近畿から北の日本海側には850hPa面に湿潤域が広がっている。これが下層の対流雲に対応している。また、低気圧の南西側は等高度線が混んでいるために強い風が吹いている。また上層の強風軸は日本海西部から中部地方上空を通って関東の東海上に抜けている。

関東地方では西よりの風が卓越して寒気が流入している。八丈島や館野の高層気象観測データを見ても、ほぼ全層で乾燥しているが、八丈島では地上から1000m付近までと6000~7000m付近に、また館野では2500m付近にそれぞれ湿潤層がみられる。また、地上風で見ると、群馬県から埼玉・東京、神奈川県東部にかけては山岳域から吹き出した西~北西風が強く吹いている。この強風域の南縁より南では午前9時までの日照時間はほぼ0になっており、雲に覆われていたことが分かる。850hPa面の高層天気図でみると、関東の南東海上から東京湾付近に湿潤域が延びている。写真でみられた雲はこれに対応するものと考えている。


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by y_hirarin5 | 2009-03-11 23:59 | 今日の雲
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