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気圧の谷は日本の東海上へ(層雲+上層雲)


【2008年10月25日16時14分】
@鎌倉市
曇り
厚い雲が全天を覆っている。雲は畑の畝のように連なっている。写真はその一部を写している。
また、ときどきパラパラッと雨が降った。
午後4時現在、横浜では気温20.6℃、東南東の風3m/s、湿度71%

午前9時現在、昨日東日本に大雨をもたらした低気圧は北海道の南東海上にあって、北東へ進んでいる。中心から延びる前線も陸地からは離れている。また、この低気圧の北側のオホーツク海北部やバイカル湖の東にはそれぞれ低気圧があり、この2つの低気圧の間のシベリア東部を中心に半時計方向に移動している。一方、東シナ海には高気圧が東へ進んできており、西日本から日本海沿いに北日本へ張り出している。夕方には三陸沖に高気圧が発生して東へ移動している。

今日は朝からどんよりと曇っていたが、低気圧に伴う活発な雲は日本の東海上を次第に離れていっている。一方、関東地方から西の地域は、中国大陸からまっすぐ東へ延びる幅の広い雲バンドに覆われており、全体的に東へ移動している。これらは主に上層の厚い雲で構成されている。雨は、九州の中部から四国、紀伊半島、東海地方にかけてみられる降水バンドと長野県方面にみられたが、1時間に1mm以下の弱い雨が中心となった。

上空の天気図をみると、中層から上層にかけてアムール川中流付近に強い寒気を伴った寒冷低気圧があり、この付近にある地上低気圧はこれにトラップされているためほとんど位置が移動しない。この低気圧の特に南側では強い風が吹き、黄河下流から黄海、西日本の日本海側から北日本にかけて強風軸がみられ、全般に西よりの風となっている。一方、下層では北海道から九州にかけて温度集中帯があり、全般に寒気移流場となっている。雲は、上層の強風軸の南縁に沿って分布している。

高層気象観測データをみると、雲は下層と上層の2つの層に分かれて存在し、西日本では湿潤層は500~1000m以下となっており、西ほどそれぞれの層の雲頂高度は低くなっている。

関東地方でもその2層構造になっているが、下層の方は高度1000m以下で東よりの風が卓越し、湿潤層の厚さは地上から高度2000m付近までとほかの地方より厚くなっている。地上では東よりの風が卓越し、午後4時現在では関東地方南部で20℃前後と高めになっている。


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by y_hirarin5 | 2008-10-25 23:59 | 今日の雲
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