いま、そこにある雲 |
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【2007年9月1日14時11分】 @鎌倉市 曇り 全天を雲が覆っている。 雲底がもこもことしており、個々の雲は北から南へゆっくり移動している。 午後2時現在、横浜では気温24.1℃、北東の風2m/s 湿度71% 湿った感じはするが蒸し暑さはなく肌寒いぐらい。 停滞前線が東海沖から三陸沖、千島列島付近を通ってカムチャッカ半島の東まで伸びている。 また、前線上の三陸沖と千島列島付近には低気圧があってそれぞれ北東へ進んでいる。 黄海には低気圧があって東へ進んでいる。中心から温暖前線が対馬海峡へ、寒冷前線が華南へ伸びている。 850hPa高層天気図で見ると、茨城県付近からカムチャッカ半島の南までと黄海付近に明瞭な温度集中帯があり地上の前線の位置と対応している。 特に黄海の低気圧周辺では低気圧前面の暖気移流、後面の寒気移流が明瞭になっている。 一方、西日本から関東地方上空では温度集中帯は不明瞭で、特にはっきりした温度移流ないように見える。 関東地方上空では北よりの風による寒気移流が起こっている。 本州のはるか南東海上には台風9号があって西北西へ15km/hで進んでいる。中心気圧970hPa、中心付近の最大風速は33m/s。 台風はきれいな同心円状になっている。また中心付近には暖気核を持っており積雲対流に伴う潜熱加熱が盛んなことを示している。 台風は上空の高気圧の真ん中で卓越風が弱いところにある。500hPa高度や300hPa高度に見られるようなジェット気流は東北地方を通っており台風から遠い。 動きが遅いのはこのためと考えられる。 一方、本州のはるか南には高気圧があってほとんど停滞している。 この高気圧は背が低く700hPa高度(3000m付近)では不明瞭である。 カムチャッカ半島の南には高気圧があってほとんど停滞し、東北地方北部や沿海州南部まで張り出している。 この高気圧は850hPa高度では低気圧となっており寒気を伴った背の低いものとなっている。 寒気は北東風を伴って関東地方まで達している。 午後2時現在、朝鮮半島から日本海西部にかけては地上の低気圧に伴う上層まで発達した雲に覆われている。 また本州の東海上には地上の停滞前線に伴う雲がある。雲頂高度は中層〜上層程度で厚いがその南端は本州上にはかかっていない。 関東地方上空は雲頂高度の低い雲に覆われおり、時間が経過してもほとんど動いていない。 アメダスの地上風を見てみると茨城県から千葉県、神奈川県など沿岸地方を中心に北東風が卓越しており、気温も23℃前後と低くなっている。
by y_hirarin5
| 2007-09-01 18:47
| 今日の雲
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