今日の雲20070828


【2007年8月28日12時29分】
@東京都東部
曇り
空全体を雲が覆っている。
全体的に薄い灰色で、ところどころ濃い部分も見られる。
太陽は雲から透けて見えるが、日嵩や地面に影はできていない。
このことから高層雲と思われる。
午後12時現在、大手町では気温31.1℃、南東の風3m/s
湿度62%
やや蒸した感じはするが昨日までと比べると大分涼しい。
それでもまた30℃以上なのだが...。

午前9時現在、黄海から日本海中部と通って本州のはるか東まで停滞前線が伸びている。
前線上の日本のはるか東に低気圧があって東北東へ進んでいる。
また、揚子江河口付近に低気圧があって北北東へ進み停滞前線に近づいている。
日本海北部にも低気圧があって南東へ進んでいる。
一方、南西諸島の南には高気圧があってほとんど停滞している。
また中国東北区にも高気圧があって南東へ移動している。
太平洋から東へ張り出していた高気圧は大分衰退している。

午後12時半現在、本州上には中国大陸から連なる帯状雲があり、カムチャッカ半島の東まで伸びている。時間を遡ると、関東地方にこの時間かかっている雲は午前中に山陰で発生した積乱雲の名残で、徐々に薄くなりつつあった。雲は厚みのあり中〜上層まで発達している。地上で観察した特徴と合わせても高層雲と見ていいだろう。

午前9時現在の高層天気図を見ると、太平洋から張り出す高気圧の北縁で西よりの風が吹き、それに伴って850hPa高度(1500m程度)では湿った空気が流入している。ただ、この高度の等温線とほぼ平行に吹いているので温度移流はほとんどないことが分かる。
しかし、関東地方は暖気の先端に当たり暖気移流が発生している。
一方、中層(500hPa高度)より上層には樺太付近にある上層の気圧の谷が日本海中部付近まで伸び、また同じ位置に寒気の中心もあるため、それが南に張り出している。日本海西部には弱い寒気があり西から近づいている。

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午後8時頃、横浜市港北区付近では雷鳴と落雷、その後に短時間だが激しい雨が降った。
落雷は窓の隙間から偶然見えたが、落ちる瞬間に地上付近に閃光が走ってその直後に爆音とともに落雷。ひさびさに背筋が凍る思いがした。

気象庁の解析雨量・降水短時間予報の実況値を見ると、この地方に落雷と強雨をもたらした降水域は午後7時頃には埼玉県南部にあり、それが発達し規模も大きくなりながら徐々に南下。午後9時頃(つまり午後8時半から9時の間)には神奈川県北東部に激しい雨をもたらした。そして10時頃にはほとんど消えている。

これを気象衛星の赤外画像で見ると、午後7時には関東地方には帯状の雲がかかっておりこの段階で埼玉県南部の降水域に相当する雲は見えない。しかし、午後8時になると東京湾の北に小さな白い点、発達した積乱雲が見え始める。そして少しずつ大きくなり、10時には衰退し始め上層の風によって形が崩れてきている。

衛星で見る雲と、地上の雨が一致しないのが面白い。特にこういった規模の小さいものは気象衛星で捉えるのは難しい。
by y_hirarin5 | 2007-08-28 23:31 | 今日の雲
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