雲の種類(巻積雲・レンズ雲)


【2007年8月17日14時05分】
@愛知県愛西市

レンズ雲と呼ばれる雲です。
1年以上雲の写真を撮ってきましたが、実際に見たのは初めてでした。
レンズ雲は、上層雲の巻積雲、中層雲の高積雲、或は下層雲の層積雲など積雲系の雲の一つの種として分類されます。
今日見たレンズ雲は、雲を構成する一つ一つの雲の大きさが1°より小さかったため巻積雲レンズ雲としました。

今日は写真のように空のあちこちに同じような雲が浮かんでました。


レンズ雲は温暖前線と寒冷前線の間の暖域に現れるような雲で、強い南よりの風で湿った空気が運ばれ形成されることが多いようです。

今日の気圧配置を見ると、午後3時現在で紀伊半島の南方海上と黄海に暖かい高気圧、オホーツク海には冷たい高気圧があり、その間の輪島から関東地方にかけて停滞前線が伸びている、まるで梅雨を思わせるようなものになっています。

風系を見ると、レンズ雲が多く見られた愛知県の上空はウィンドプロファイラで見ると南の高気圧の縁に沿って下層1km〜3kmにかけてやや強い北西風が卓越しています。
高層天気図で見ても風向のシアはほとんどなく上層300hPa高度でもジェット気流からかなり離れているものの、上層の高気圧の縁辺に沿うように北西風が吹いてます。

温度移流を見ると、下層850hPa高度(1500m付近)では紀伊半島から千葉県南部にかけての太平洋岸とその南方海上上空に弱い暖気があるため、場としては寒気移流場になっています。
しかし、その他の高度では風向に対して等温度線が平行に走っているため温度移流はこの時間に関してはなかったと考えられます。
※ 高層天気図(9時と21時のもの)を比較して場にほとんど変化がなかったためそのように判断した。

あと、余談ですが写真には写っていませんが、同時刻に上層の薄雲、おそらく巻雲と思いますが、それが北の空に見られ時間の経過とともに広がってくるように見えました。これは、関東地方付近に伸びる停滞前線に伴う巻雲と見られます。
今週末は徐々に東から天気が悪くなってくる予報になっていますが、その前兆と見ても良いかと思います。
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by y_hirarin5 | 2007-08-17 23:46 | 雲のあれこれ
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