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西から上空の気圧の谷が接近(積雲)


【2011年6月9日午前9時39分】
@横浜市戸塚区
晴れ
白くにごった空に積雲系の雲が浮かんでいる。発達途中の塔状の積雲となっている。

午前9時現在、横浜では気温20.9℃、東の風1.9m/s、湿度80%

本州の南海上に梅雨前線が停滞している。関東地方は西から上空の気圧の谷の通過に伴う発達した雲が近づいている。地表面付近は温度が高く対流不安定の状態になっており、下層雲ができてやや発達している。しかし、中層から上層にかけては空気は乾燥しており、自由対流高度もなく雲はこの段階では発達しにくい状況となっている。



◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 四国の南から梅雨前線が伊豆諸島南部を通って日本のはるか東に伸びている。沿海州には低気圧があって東へ進んでいる。また、オホーツク海には別の低気圧があって南南東へ進んでいる。フィリピンの西には熱帯低気圧があって北西へ進んでいる。一方、カムチャッカ半島の南には高気圧があって、東南東へ進んでいる。また、日本のはるか東には高気圧があって、南西諸島へ張り出している。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 中国東北区には渦を巻いた雲があり、その東側に南北に伸びる帯状の雲があって、日本海西部に達している。この雲は次第に東へ進んでいる。中部地方から西に雲頂高度の高い薄い雲が出ている。また、東北地方から中国地方までは、山岳域を中心に雲頂高度の低い対流雲が出始めている。

 関東地方は内陸の山岳域に雲頂高度の低い対流雲が出ている。また神奈川県西部の山岳域にも低い雲が出ている。

 この時間は岐阜県西部や静岡県東部など、ごく一部で弱い雨が降っており、午前9時までの1時間に~1mmとなっている。

◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 沿海州から中国東北区には、地上低気圧に対応した上空の低気圧があって、中心付近に寒気を伴っている。また、そこから伸びる気圧の谷は下層では朝鮮半島付近に、中層から上層にかけては日本海西部から本州の南に達している。

 関東地方は気圧の谷の前面で、南~西よりの風が吹いている。空気は乾燥しており、温度移流もほとんど見られない。500hPa面の渦度は全域で負渦度、700hPa面の鉛直流は南部沿岸域で上昇流場のほかは下降流場となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 地表面付近は東よりの弱い風で温度が高く、対流不安定になっている。948hPa高度には薄い湿潤層があって、これより高高度では風は南よりへ変化している。857hPa高度付近と692hPa高度付近には逆転層があり、特に後者はそれより高高度で相対湿度が急激に低くなっており、これを境に下層は暖かく湿った空気、上層は冷たく乾燥した空気となっている。持ち上げ凝結高度は936hPa高度であり、湿潤層より高高度となっている。自由対流高度は存在しない。




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by y_hirarin5 | 2011-06-09 23:59 | 今日の雲
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