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上空の気圧の谷の前面(高層雲)


【2011年6月7日午前11時51分】
@横浜市戸塚区
曇り
全天を厚い雲が覆っている。上層に白っぽい層状の雲と、下層に色の濃い積雲系の雲がみえる。

午後12時現在、横浜では気温22.3℃、南南東の風3.7m/s、湿度74%

地表面付近は東よりの湿った空気で薄い湿潤層ができている。また、下層には西日本上空に気圧の谷があり、関東地方はその前面にあたり南よりの風で暖気移流場となっている。上層にもやや湿った層があり、雲はこれらの湿潤層に対応している。


◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 四国の南には低気圧があって東へ進んでいる。華南から梅雨前線が東シナ海、低気圧の中心、小笠原諸島北部を通って日本のはるか東に達している。オホーツク海には低気圧があってほとんど停滞している。シベリア東部と華北には低気圧があってそれぞれ東北東と東へ進んでいる。一方、日本の東海上には高気圧があって東へ進んでいる。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 中国南部から梅雨前線に伴う帯状雲が伸びており、九州や四国、関東地方までの太平洋側の地域にかかっている。雲は南ほど厚く、雲頂高度の高い発達した団塊状の積乱雲が九州の南や四国の南海上にみられる。

 関東地方にかかる雲は南部を中心に雲頂高度が高くなっているが、薄い雲で構成されている。

 この時間は九州や四国の西部、東海で降っており、午後12時までの1時間に多いところで~30mmのやや強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 シベリア東部やオホーツク海、カムチャッカ半島の南東には地上低気圧に対応する上空の低気圧(下層~中層)や気圧の谷(上層)があり、それぞれ中心付近や中心の西側に寒気を伴っている。本州付近はその南側にあたり、日本海から紀伊半島付近にかけてはそれらとは別の気圧の谷が伸びている。

 関東地方はこの気圧の谷の前面にあたり、下層では南よりの風、中層では西よりの風に伴って暖気が流入している。また、700hPa面では広域の湿潤域に入っていないが、局所的に空気が湿った状態になっている。500hPa面の渦度は南部で正渦度、北部では負渦度になっている。700hPa面の鉛直流は、南部では下降流となっているが、北部では上昇流となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 下層959hPa高度に湿潤層があり、そのため相当温位が大きくなって対流不安定になっている。この高度では東よりの弱い風が吹いている。また、707hPa高度付近からも厚さ100mほどの湿潤層があり、南よりの風になっている。この上の層では中層付近まで空気は非常に乾燥しており、相対湿度が下層ほど高い対流不安定になっている。また、上層も空気は湿っている。持ち上げ凝結高度は939hPa高度、自由対流高度は771hPa高度となっている。



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by y_hirarin5 | 2011-06-07 20:04 | 今日の雲
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