東海上に気圧の尾根、西から湿潤空気が流入(高層雲)


【2011年6月1日午前9時】
@横浜市戸塚区
曇り
全天を厚い雲が覆っているが、ときどき雲の薄い部分から太陽が透けて見える。雲の表面は一様で輪郭はほとんど分からないが、濃淡はみえる。

午前9時現在、横浜では気温14.0℃、東北東の風3.4m/s、湿度68%

 日本の東海上に気圧の尾根が伸びている。下層は東よりの風が吹いて湿った空気が流入し、湿潤層が形成されている。これが下層雲に対応している。一方、中層の西よりの風で湿潤空気が西から流入している。


◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 黄海には低気圧があって東へ進んでいる。また、その北の中国東北区には別の低気圧があってほとんど停滞している。南シナ海には熱帯低気圧があって北西へゆっくり進んでいる。一方、千島付近には高気圧があって南に移動し、気圧の尾根が日本の東海上から南西諸島の南へと延びている。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 この時間は、北海道西部から九州まで雲が広がっている。このうち、北海道と東北地方北部にかかる雲は上層の薄い雲が中心で、それ以外は雲頂高度の低い対流雲が主体となっている。

 関東地方には西部や内陸部を中心に雲頂高度の低い雲が広がっている。また、それとは別に雲頂高度高い薄い雲が全域に広がっている。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 バイカル湖の東とカムチャッカ半島の東から日本の東海上にかけて、上空の低気圧や気圧の谷がある。前者は中心付近に寒気を伴っており、500hPa面で-24℃以下となっている。また、そこからっ朝鮮半島南部へ気圧の谷が伸びている。一方、北日本からサハリン北部まで気圧の尾根が伸びている。

 関東地方はその南側で、西よりの風が吹いている。下層は西日本に湿潤域が広がっており、関東地方にもその空気が流入しつつある。等温度線に平行して風が吹いているために温度移流はほとんど発生していない。500hPa面の渦度は南部では負渦度、北部では正渦度領域に入っている。700hPa面の鉛直流は東部で上昇流となっているほかは下降流となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 大気は上層を除いて全般に湿り傾向にあり、920hPa高度から厚さ200mほどと547hPa高度付近にの湿潤層がある。また、地上から920hPa高度付近までは東よりの風が吹いている。ごく下層をのぞいて、地上から887hPa高度付近までは相当温位はほぼ一様になっている。また、840hPa高度付近に逆転層があり、その付近は相当温位が高くなっており、その上の層で対流不安定な状態になっているが、空気は乾燥している。




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by y_hirarin5 | 2011-06-01 23:59 | 今日の雲
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