南海上に停滞前線、東よりの湿った空気が流入(層積雲)


【2011年5月26日午前9時05分】
@横浜市戸塚区
厚い雲に覆われているが、雲の隙間から日が射している。雲はもくもくとした積雲系で、雲の濃い部分と薄い部分があり、輪郭がはっきり見える。午前中はときどき晴れたりしていたが、午後に入ると雲は次第に厚くなっていった。

午前9時現在、横浜では気温18.4℃、東の風3.5m/s、湿度81%


◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 九州の南には低気圧があって北東へゆっくり進んでいる。沖縄本島の南から停滞前線が、低気圧の中心、小笠原諸島付近を通って日本のはるか東へ伸びている。また、黄海には別の低気圧があって東へ進んでいる。フィリピンの東には台風2号があって北西へ毎時20kmで進んでいる。中心気圧は940hPa。中心付近の最大風速は50m/sに達している。モンゴル付近に低気圧があって東北東へ進んでいる。また、オホーツク海にも低気圧があって東南東へ進んでいる。一方、その間のシベリア東部には高気圧があって南南東へ移動している。また、三陸沖に高気圧があって南東へ移動している。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 朝鮮半島、黄海、東シナ海東部から九州、日本海西部にかけては雲が広がっており、特に朝鮮半島から日本海西部の雲は雲頂高度が高く発達した積乱雲がみえる。また、総会から関東にかけては雲頂高度が中層の雲が広がっている。

 関東地方は中層の雲と、それとは別に厚い雲が内陸を中心に広がっている。

 この時間は九州や山口県で降っており、多いところで午前9時までの1時間に~20mmのやや強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 下層では近畿から東北地方にかけて気圧の尾根の中に入っており、中層から上層にかけては日本海から沿海州付近の気圧の尾根につながっている。この気圧の尾根を挟んで東西にそれぞれ上空の低気圧や気圧の谷がある。また、下層では本州の南に、中層ではその北側の華北から関東の東海上にかけて温度集中帯が伸びている。東シナ海には下層850hPa面に気圧の谷が南から伸びており、これに向かって、九州から関東にかけては南東~東南東の風が吹いている。

 関東地方は温度集中帯の近くで、下層では東よりの風が吹いて空気はやや湿っている。一方、中層から上層にかけては西よりの風に伴って乾いた空気が流入している。500hPa面の渦度は正渦度となっているが、700hPa面の鉛直流は北部は上昇流場、南部では下降流場となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 地上から842hPa高度まで東よりの風、そこから768hPa高度まで南よりの風、それより高高度では西よりの風が吹いている。地上付近に相当温位の高い層があり、下層で対流不安定また、966hPa高度付近に厚さ10mほどの薄い湿潤層、857hPa高度付近にも湿潤層があるが、それより高高度では空気は乾燥している。持ち上げ凝結高度は951hPa高度、自由対流高度は863hPa高度となっている。


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by y_hirarin5 | 2011-05-26 23:59 | 今日の雲
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