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台風2号は九州の南へ、その東側に停滞前線(乱層雲)


【2011年5月29日午前9時07分】
@横浜市戸塚区

全天を厚い雲が覆っており、そこから雨が降っている。

午前9時現在、横浜では18.4℃、東北東の風3.2m/s、湿度99%、降水量は0.5mm


◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 九州の南には台風2号があって北東へ毎時55kmで進んでいる。中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は31m/sに達している。また、台風の北の豊後水道付近から停滞前線が本州南岸を通って、日本の東へ伸びている。華北には低気圧があって東へ進んでいる。一方、揚子江下流には高気圧があってほとんど停滞している。また、オホーツク海には高気圧があってほとんど停滞している。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 九州から北海道までは台風や前線に伴う雲に覆われている。台風のすぐ東側にあたる四国東部や紀伊半島付近の雲は雲頂高度が高く発達した積乱雲となっている。また、東海や近畿にかかる雲も雲頂高度が高くなっている。

 関東地方にかかる雲は前線に伴う雲で全般に厚い雲で構成されているが、西部にかかるものは雲頂高度の低くなっている部分がある。

 この時間は九州から東北地方南部までの広い範囲で降っており、特に四国や近畿で強い雨が降っている。また、北海道でも東部を中心に降っている。午前9時までの1時間に多いところで~50mmの激しい雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 台風に対する上空の低気圧や気圧の谷が下層から上層まで続いている。台風の中心付近には温暖核が見られるが、北西側には寒気があり、温帯低気圧の構造に変わりつつある。台風の東側では南西風が卓越し、近畿から関東、東北地方にかけては湿潤空気に覆われている。

 関東地方は台風に伴う上空の低気圧の東側にあたり、南西風が吹いて弱い暖気移流場になっている。また、下層から中層まで湿潤空気に空気に覆われている。停滞前線に伴う温度集中帯は関東地方ではほとんど見られない。500hPa面の渦度は全域で正渦度、700hPa面の鉛直流はその下層の850hPaで南西風に伴う弱い暖気移流によって上昇流となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 地上から400hPa高度付近まで湿っている。一方、地上から925hPa高度までは東よりの弱い風が吹いているが、850hPa高度より高高度では南西風が吹いている。持ち上げ凝結高度は974hPaで、自由対流高度はない状態となっている。


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by y_hirarin5 | 2011-05-29 23:59 | 今日の雲
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