低気圧は東海上へ、日本海北部に上空の気圧の谷(層雲)


【2011年4月13日午前8時56分】
@横浜市戸塚区
曇り
低い雲が全天に広がっている。雲は薄い灰色で、表面には縞模様が見える。また、その雲の下には小さな積雲系の小さな雲が浮かんでいる。

午前9時現在、横浜では気温20.1℃、西北西の風1.6m/s、湿度88%

地表面に近い層は下層ほど相当温位が低く、安定した大気になっている一方で、その上空では対流不安定層となっている。地表面に近い層とその上の層では空気が混ざりにくくなっている。予想では日中の気温は29℃(確か前日の予想)と高くなると聞いていたが、最高気温は午前11時に23.6℃に記録。それほど高くはならなかった。



◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 三陸沖には低気圧があって北東へ進んでいる。中心から温暖前線が日本のはるか東に達し、寒冷前線が伊豆諸島南部を通って、南西諸島の南に達している。また、日本海北部には別の低気圧があって北北東へ進んでいる。中国東北区には低気圧があって東へ進んでいる。関東地方は、手三陸沖の低気圧から伸びる気圧の谷の中に入っている。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 新潟県と東北地方から北には低気圧に伴う雲が広がっている。雲頂高度の高い発達した雲は、低気圧の北側に広がっており、一部が北海道にかかっているほかは、大部分が雲頂高度の低い厚い雲で構成されている。また、中国地方から西には華南から伸びる帯状の雲が伸びている。

 関東地方は南部を中心に雲頂高度の低い雲に覆われている。

 この時間は新潟県から北に地方で降っており、午前9時までの1時間に多いところで~10mmの降水を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 日本付近は大きな気圧の谷の中に入っている。細かくみると、下層では日本海北部に、中~上層には沿海州南部付近に地上低気圧に対応した上空の低気圧がある。また、下層850hPa面ではそこから関東の東海上まで気圧の谷が伸びている。上空の低気圧は寒気を伴っており、上空は西よりの風が吹いて、下層を中心に寒気移流場となっている。

 関東地方上空は、気圧の谷の前面にあたり、西よりの風が吹いているが、等温線と平行に風が吹いているために温度移流はほとんど起こっていない。下層850hPa面では、三陸沖の低気圧の通過に伴う暖気移流の影響で、南部を中心に暖かい空気に覆われているが、西よりの風で寒気が入り始めている。空気は下層から上層まで乾燥している。700hPa面の鉛直流は上昇流場、500hPa面の渦度は負となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 地上付近は891hPa高度(標高929m付近)を境に2つの異なった性質の空気に覆われている。地表面に近い層は相当温位が低いが相対湿度の高い湿った空気に覆われている。一方、891hPa高度より上空は厚さ250mほどの空気が乾燥した逆転層になっている。持ち上げ凝結高度は946hPa高度で湿潤層に中にある。一方、自由対流高度は存在しない。


◆下層の風(ウィンドプロファイラ)

 水平分布は1km高度から3km高度までいずれも関東地方上空ではほぼ西よりの風が吹いている。一方、鉛直分布をみると、東部沿岸域の最下層で東よりの風が吹いていることが分かる。


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by y_hirarin5 | 2011-05-13 23:59 | 今日の雲
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