午後に小雪が舞う(層積雲)


【2011年1月30日13時13分】
@横浜市戸塚区
厚い雲が覆っているが、南の空の低いところは良く晴れている。この雲は午後に入って南の空から移動してきた。この後午後3時過ぎに小雪が舞っていた。


◆午前9時現在の天気概況

 午前9時現在の地上天気図では、北海道の西に低気圧があって南東へゆっくり進んでいること、日本の東に低気圧があって東へ進んでいる。その一方で、モンゴル付近に中心を持つ高気圧があって、西日本へ張り出している。日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になっており、また、日本海西部に弱い気圧の谷がみられる。
 これが午後12時現在の地上天気図を見ると、大きな気圧配置は変わっていないが、日本の東海上にある低気圧から関東地方の南へ気圧の谷が伸びていることが挙げられる。


◆午前9時現在の雲と雨

 気象衛星の画像をみると、日本の周辺には寒気の吹き出しに伴う筋状の雲が広がっており、関東地方にもその雲の一部が流れ出している。神奈川県など関東地方南部は午前中は良く晴れていた。これが、午後に入り相模湾周辺に雲が発生し、夕方にかけて停滞しているように見える。雲は、下層から中層に雲頂高度のある対流雲と思われる。雲は西北西から東南東方向の走向を持っており、日本海から太平洋へと抜けるほかの対流雲と同じ走向をしている。初めは日本海側から流れ出してきた対流雲の一部かと思ったが、この小さな雲域の風上側には雲はなく、単独で発生しているように思われる。

 午後4時までの1時間の降水量は、北海道から九州までの日本海側を中心に観測されており、関東地方では群馬県北部以外は特に降っていない。



◆午前9時現在の上空の大気状態

 カムチャッカ半島とその西側のオホーツク海中部には地上低気圧に対応した上空の低気圧が下層から上層へと伸びており、この低気圧は背が高い。一方で、日本の東の低気圧は850hPa面のみに現れており背が低い。下層850hPa面では気圧の谷は太平洋へと出ているが、700hPa面より高高度では日本海にあって、これから日本上空を通過するところとなっている。風は全般に下層では西北西風だが、高度が高いところほど南風成分が入って、上層では西南西風となっている。この風に伴って下層850hPa面では寒気移流場となっているが、中~上層では風が等温度線と平行に吹いており、温度移流はほとんど起こっていない。日本海側の下層には湿潤空気が広がっており、雲の分布と一致している。一方、太平洋側は乾燥した空気に覆われている。500hPa面の気温は北海道上空に-42℃の寒気の中心があり、寒気は気圧の谷の中に沿って西に伸びており、-30℃の等温線は関東地方北部を通っている。一方、850hPa面では降雪の目安となる-6℃の等温線は太平洋上に出ている。




------------------
日本ブログ村のランキングに参加しています。
よければクリックをお願いします。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ

投票してくださったみなさま、本当にありがとうございます。<(_ _)>
[PR]
by y_hirarin5 | 2011-01-30 23:59 | 今日の雲
<< チューリップ観察日記 2011年版 再び冬型の気圧配置へ(高層雲) >>