南から高気圧に覆われる、台風は東シナ海を北上(積雲)


【2010年9月6日9時03分】
@横浜市戸塚区
青い空に小さめ平たい積雲(扁平雲)が多く浮かんでいる。
晴れ
午前9時現在、横浜では気温30.6℃、南西の風3m/s、湿度69%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 東シナ海には台風9号があって北へ毎時15kmで進んでいる。中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は23m/s、今後24時間以内に中心付近の最大風速は 28m/sに達する見込み。また、朝鮮半島の北から停滞前線が北海道北部、千島列島を通って北海道の東海上に達している。オホーツク海には低気圧があって東北東へ進んでいる。中心から伸びる気圧の谷が北海道を通解している。一方、日本の東海上には高気圧があって東へ移動している。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、九州の西方海上に台風9号に伴う発達した雲が広がっている。雲は台風の東側で特に発達しており、団塊状の積乱雲が2つある。九州や中国地方西部には台風の上部から噴出す厚い上層雲がかかっている。また、中国地方東部や紀伊半島、中部地方の山岳域から日本海側にかけて雲頂高度が中層から上層に達する対流雲がいくつもみられる。東北地方から北海道にかけては西南西~東北東に延びる上層雲の雲列がいくつも見られ、特に北海道は下層雲も広がっている。

 関東地方は北部に前述の上層雲がかかっているほか、下層にも対流雲が出ている。

 雨は、この時間は北海道と九州、四国、南西諸島などで降っており、午前9時までの1時間に多いところで~20mmのやや強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 東シナ海には台風9号に伴う上空の低気圧や気圧の谷がみられる。低気圧の東側は南よりの風が卓越して吹いており、それによって九州では下層~中層まで湿潤空気が流入している。本州付近は南から張り出す高気圧に覆われており、空気は乾燥している。北海道は高気圧の北の縁で西よりの風が吹いており、下層 700hPa面には湿潤空気が流入している。

 関東地方上空は、下層から上層まで高気圧に覆われており、高気圧の中心が関東の南にあることから、各気圧面高度では西よりの風が吹いて乾いた空気に覆われている。500hPa面渦度は高気圧に覆われていることから負渦度だが、700hPa面鉛直流は上昇流場となっている。高層気象観測データ(館野)をみると、地上から904hPa高度まで対流混合層が形成されており、混合層トップには厚さ400mほどの湿潤層がある。その上は逆転層になって空気は乾燥している。持ち上げ凝結高度は931hPa高度で、おおよそ混合層内の湿潤層の最も下の高度と一致している。また、自由対流高度は913hPa高度で混合層の湿潤層の中にあり、地表面から持ち上げた空気がこの高度に達し、雲が発達する条件が揃っている。しかし、この後は雲は発達することなく消えていっている。



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by y_hirarin5 | 2010-09-06 23:59 | 今日の雲
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