人気ブログランキング |

東から高気圧が覆う、南西諸島付近に熱帯低気圧(積雲)


【2010年8月27日8時52分】
@横浜市戸塚区
全天が雲に覆われているが、ところどころ雲の隙間から青空が見える。雲は厚みがあって、丸い積雲状になっている。
曇り
午前9時現在、横浜では気温29.0℃、北の風1m/s、湿度68%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 遼東半島付近には低気圧があって北北東へ進んでいる。華南から停滞前線が揚子江河口付近、黄海、低気圧の中心、朝鮮半島北部、東北地方北部、日本の東海上を通って日本のはるか東に達している。また、沖縄本島付近には熱帯低気圧があって北北西へ進んでいる。一方、北海道南東海上には高気圧があって南東へ移動している。また日本の東にも高気圧があって西へ移動している。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は北海道と東北地方北部に、大陸から延びる前線に伴う帯状雲が、南西諸島と九州、中国地方と四国の西部には熱帯低気圧に伴う雲の一部がかかっている。また、東北地方南部から関東地方北部の沿岸域に雲頂高度の低い層状性の薄い雲が広がっている。その他は山岳域を中心に下層の対流雲がちらほら出ている。

 関東地方は北部沿岸域に層状性の対流雲、南部は神奈川県を中心に下層の対流雲が多く出ている。

 雨は、青森県と九州南東域、南西諸島で降っており、午前9時までの1時間に多いところで~20mmのやや強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 下層には遼東半島付近にある地上低気圧に対応した上空の気圧の谷や低気圧が延びている。中層から上層にかけては、上空の気圧の谷は地上低気圧の中心軸より北西側にずれて延びており、中心の北西側に寒気を伴っている。低気圧の南東側には下層に暖湿空気が流入しており、中層は正渦度場のため上昇流が強まっている。一方、この低気圧の東側の下層に地上前線に対応した温度集中帯があるが、こちらへの湿潤空気の流入は少なくなっている。下層~中層にかけては、本州から九州までは東から張り出す高気圧に、上層は西から張り出す高気圧に覆われている。熱帯低気圧に対応する上空の低気圧や気圧の谷は下層850hPa面と上層300hPa面のみで明瞭になっている。上層の気圧の谷は西側に寒気を伴っている。

 関東地方上空は高気圧に覆われており、高気圧の中心の北西側にあたり上空は全般に北西~西北西風が卓越している。全般に上空も乾燥した暖かい空気に覆われている。高気圧に覆われているために500hPa面は負渦度になっているが、700hPa面鉛直流は南部で上昇流場、北部は下降流場となっている。

 高層気象観測データ(館野)をみると、地上付近は相対湿度が高いために相当温位が高く、下層は対流不安定の状態になっている。地上から921hPa高度までは対流混合層が発達し、混合層トップには厚さ40mほどの湿潤層がある。これが下層雲に対応していると思われる。この付近の風は全般に北よりとなっている。持ち上げ凝結高度は941hPa高度、自由対流高度は923hPa高度で低い。雲の変化を気象衛星の画像で時間を追ってみると、この後は次第に雲は薄くなって消えていき、午後は山岳域で積乱雲が発達している。混合層より上は上層まで北西風が吹いており乾燥層となっているが、高層天気図でみても乾燥空気が流入していたため、下層は雲が発達する条件が揃っていたが、混合層より上は乾燥空気が流入していたため次第に雲が消えていったと思われる。


------------------
日本ブログ村のランキングに参加しています。
よければクリックをお願いします。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ

投票してくださったみなさま、本当にありがとうございます。<(_ _)>
by y_hirarin5 | 2010-08-27 23:59 | 今日の雲
<< 東から高気圧に覆われる。熱帯低... 東から高気圧に覆われる(積雲) >>