高気圧後退、停滞前線が東北地方に(積雲)


【2010年8月25日8時53分】
@横浜市戸塚区
青い空に大き目の積雲が浮かんでいる。雲に厚みがあって雲底に影があり、ときどき太陽を隠していた。この後徐々に雲は小さく少なくなっていった。
晴れ
午前9時現在、横浜では気温30.0℃、南の風3m/s、湿度71%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 カムチャッカ半島の南には低気圧があって東北東へ進んでいる。中心から寒冷前線が北海道の南東海上へ達し、そこから停滞前線が東北地方、日本海南部、朝鮮半島中部、黄海を通って揚子江下流に達している。また、カムチャッカ半島南部には別の低気圧があって北東へ進んでいる。日本の南には低気圧があって北西へ進んでいる。また、フィリピンの東にも低気圧があり西へ進んでいる。一方、日本のはるか東には高気圧があってほとんど停滞し、日本の南海上へ張り出している。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、北海道と東北地方北部に大陸から伸びる帯状雲の一部がかかっている。また、関東から西は山岳域を中心に下層の対流雲が発生している。

 関東地方は、東部に下層の対流雲が出ているほかはよく晴れている。

 雨は、東北地方で降っており、多いところで午前9時までの1時間に~30mmの強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 オホーツク海からカムチャッカ半島にかけて、地上低気圧に対応する上空の気圧の谷が南北に延びている。また、気圧の谷はカムチャッカ半島の南からさらに西へ延びて沿海州まで達している。本州上空は高気圧に覆われている。下層は東から張り出す太平洋高気圧、上層は西から張り出すチベット高気圧が本州上で重なっている。九州の南海上には寒気があり、南から気圧の谷が延びている。

 関東地方は高気圧の圏内に入っている。高気圧の中心は東海上にあり、風は西南西~南西風が卓越している。全層が乾燥空気に覆われている。500hPa面の渦度は負渦度場、700hPa面の鉛直流は北部は上昇流場、南部は下降流場となっている。高層気象観測データ(館野)でみると、下層は対流混合層が形成されており、925hPa高度付近に厚さ220mの湿潤層が形成されている。持ち上げ凝結高度は938hPa高度で、対流雲はこの高度付近に発生しているものと思われる。900hPa高度より上空は空気が乾燥しており、逆転層や湿潤層はみられない。自由対流高度は707hPa高度付近にある。850hPa面でみると、本州上に暖気があり、南西風が吹いているが南ほど気温が低いために寒気移流場となっているために700hPa高度で下降流場となっていると思われる。このため、自由対流高度の707hPa高度まで達するのは難しかったと思われる。



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by y_hirarin5 | 2010-08-25 23:59 | 今日の雲
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