太平洋高気圧、日本の南海上に張り出す(積雲)


【2010年8月24日9時13分】
@横浜市戸塚区
少し白くにごった空の低いところに積雲が浮かんでいる。時間が経つに連れて次第に消えていった。頭の真上には雲は見当たらなかった。
晴れ
午前9時現在、横浜では気温30.2℃、南南西の風3m/s、湿度70%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 オホーツク海南部には低気圧があって東北東へ進んでいる。中心から温暖前線が択捉島付近を通って北海道の東海上へ、寒冷前線が道南を通って日本海西部に達し、そこからさらに停滞前線が朝鮮半島中部、黄海を通って揚子江中流に達している。北日本を気圧の谷が通過している。一方、日本の東海上には高気圧があってほとんど停滞し、日本の南海上に張り出している。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、北海道全域に大陸から伸びる帯状雲がかかっている。その他は、関東や東海、中国地方と南西諸島に下層の対流雲、紀伊半島の南端には発達した小さな団塊状の積乱雲が発生している。

 関東地方は、北部に下層の対流雲が出ているが、南部にはほとんど出ていない。

 雨は、北海道の津軽海峡沿岸と太平洋沿岸、南西諸島、紀伊半島の南端で降っており、多いところでは午前9時までの1時間に北海道の道南で~30mmの強い雨、紀伊半島の南端で~50mmの激しい雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 上空は、オホーツク海北部に低気圧があって、そこから気圧の谷が北海道やその西側に伸びている。本州上空は高気圧に覆われている。高気圧は閉じた等圧線として現れていないが、下層は東から張り出す太平洋高気圧、上層は西から張り出すチベット高気圧が、それぞれ本州上空で重なっているような構造となっている。また、日本の南海上には上層に寒気を伴った低気圧がある。

 関東地方上空は、下層から上層まで高気圧に覆われている。下層850hPa面は東海上の高気圧の西側で南よりの風が卓越し、700hPa面より上空では西よりの風が吹いている。全層で暖気に覆われ空気は乾燥している。500hPa面の渦度は高気圧の圏内のため負渦度、700hPa面の鉛直流は関東全域で上昇流場となっている。

 高層気象観測データ(館野)によると、地上から933hPa高度は対流混合層で、そのトップは厚さ200mほどの湿潤層になっている。持ち上げ凝結高度は945hPa高度なので、この高度に対流雲があることと一致している。それより上は接地逆転層になっており、空気は乾燥している。またこれより高高度に逆転層や湿潤層はない。地上から807hPa高度までは南西~南よりの風が卓越しており、高層天気図850hPa面のものによると暖気移流が発生している。自由対流高度は785hPa高度にあるが、空気が乾燥しているために雲発生、発達、維持にはいたっていない。



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by y_hirarin5 | 2010-08-24 23:59 | 今日の雲
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