高気圧弱まる(積雲)


【2010年8月23日9時05分】
@横浜市戸塚区
青い空に大き目の積雲が浮かんでいる。雲は厚みがあって雲底に影ができている。
晴れ
午前9時現在、横浜では気温30.9℃、南南西の風2m/s、湿度69%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 沿海州南部には低気圧があって、東北東へ進んでいる。揚子江下流から停滞前線が、黄海、朝鮮半島北部、低気圧の中心を通って北海道の東海上に達している。また、カムチャッカ半島南部には低気圧があって東北東へ進み、昨日まで北日本に延びていた気圧の谷は北海道の東へ進んでいる。一方、サハリンの南には高気圧があって南東へ移動している。また、黄河下流にも高気圧があり、南東へ移動している。日本のはるか東には高気圧があって、本州と四国、九州はこの高気圧に覆われている。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、北海道に大陸から延びる帯状雲のうち、雲頂高度の高い雲が広がっている。その他、東北と東海の一部にも低い雲が広がっている。その他の地方は良く晴れている。

 関東地方は、東部に下層の対流雲が出ているほかはよく晴れている。

 雨は、北海道の道南と南西諸島で降っており、多いところで午前9時までの1時間に~5mmの降水を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 上空は、西日本に高気圧の中心があり、上層まで続いている。高気圧は上層ほど明瞭で(チベット高気圧)、下層850hPa面では閉じた等圧線はなく不明瞭となっている。これは700hPa面の鉛直流場にも現れており、東海から関東、東北地方の太平洋側で下降流場になっているほかは上昇流場となっている。北日本は気圧の尾根の中に入っているが、アムール川上流には中層に寒気を伴った低気圧が近づいてきている。

 関東地方は、下層700hPa面と中層500hPa面では高気圧の中心から東に外れているために北よりの風、下層850hPa面と上層は南西風となっている。500hPa面では高気圧の圏内に入っているために負渦度、700hPa面の鉛直流はほとんどで下降流場となっているが、千葉県や神奈川県の南部沿岸域で上昇流場となっている。

 高層気象観測データ(館野)によれば、地表面近くは気温が高くなっており、そのため相当温位が高く、下層では対流不安定となっている。このため、対流混合層が発達し943hPa高度付近で飽和に達してこの付近に厚さ20mほどの湿潤層ができている。それより上は乾燥層になっているが、788hPa高度に2つ目の湿潤層がある。持ち上げ凝結高度は下層の湿潤層の少し下の946hPa高度、自由対流高度は868hPa高度で、ここまで空気が持ち上がれば後は深い対流になる。しかし、この高度付近では弱いながらも安定大気のため、自由対流高度に達するのは難しかったのではないかと思われる。

 写真の雲は積雲の並雲で、データから対流混合層トップにできた湿潤層に対応するものと思われる。



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by y_hirarin5 | 2010-08-23 23:59 | 今日の雲
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