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高気圧は北海道の東へ(高積雲)


【2010年8月20日9時19分】
@横浜市戸塚区
全天が厚い雲に覆われている。雲は小さな丸みのある雲が隣同士くっついており、隙間から青空や太陽がみえる。この後、ときどき日が射していた。
曇り
午前9時現在、横浜では気温26.6℃、北北東の風2m/s、湿度73%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 日本のはるか東海上に低下いつがあってほとんど停滞している。また、バイカル湖の東とカムチャッカ半島の東に低気圧があって、それぞれ北東と南に進んでいる。一方、北海道の東に高気圧があって東南東へ移動し、西日本まで張り出している。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、北海道の同等に上空の薄い雲、東北地方の太平洋側から関東、甲信、東海地方と九州東部などには、下層雲が広がっている。

 関東地方も雲に覆われているが、層状雲と対流雲が混じっているように見える。また、千葉県と茨城県南部は雲が少なく陸地が見える。

 雨は、この時間は宮城県と東海地方、九州南部と四国で降っており、午前9時までの1時間に大部分で~1mmの弱い雨、九州南部では一部~20mmのやや強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 上空は、地上低気圧に対応する上空の低気圧や、地上高気圧の北への張り出しに伴う気圧の尾根は北海道よりはるか北にあって、日本付近にはほとんど影響していない。日本上空は高気圧に覆われているが、その中心は下層から上層まで本州上にある。

 関東地方上空は、上空の高気圧の東の縁にあたり、北よりの風が卓越している。850hPa高度では、東よりの風に伴って関東の東海上に寒気が流入してきている。700hPa高度より上空は乾燥しているが、850hPa高度には湿潤域が広がっている。高層気象観測データ(館野)によれば、下層は気温が最近と比較して低いので相当温位が小さくなっている。915hPa高度は持ち上げ凝結高度でそこに湿潤層があって、そこでは北北東風が卓越している。そのすぐ上の層は逆転層になっており、そのさらに上は厚さ300mほど乾燥層になっている。自由対流高度はなく、何かのきっかけで持ち上がった空気塊が飽和に達しても大気が不安定な状態にはならないことを示している。一方、731hPa高度にも湿潤層があり、北よりの風が卓越している。その下層では相当温位が340℃程度と915hPa高度より下層や700hPa高度付近と比較して高くなっている。

 写真の雲は、雲の形状と大きさから畝状の高積雲と思われる。データから見た2つの湿潤層は途中に乾燥層を挟んでいるため別の原因で発生したものと思われる。1つは地表面との間の対流混合層の発達によるもの、もうひとつは850hPa高度~700hPa高度の間に存在する対流不安定の状態に起因する対流によって発生したものと考えている。



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by y_hirarin5 | 2010-08-20 23:59 | 今日の雲
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