小笠原諸島の西に高気圧(快晴)


【2010年8月17日9時00分】
@横浜市戸塚区
空全体が白く濁っており、空の低いところに雄大積雲が薄らと見える。
快晴
午前9時現在、横浜では気温31.0℃、東の風3m/s、湿度63%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 オホーツク海には低気圧があって北北東へ進んでいる。ここから伸びる気圧の谷が北日本や、日本の東海上から伊豆諸島付近まで達している。また、日本のはるか東には低気圧があって北北東へ進んでいる。揚子江河口付近から停滞前線が、黄海、朝鮮半島南部、日本海南部を通って秋田県付近まで達している。一方、朝鮮半島北部には高気圧があって東へ移動している。また、小笠原諸島の西にも高気圧があり、西日本に張り出している。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、朝鮮半島南部から北東に伸びる帯状の雲の一部が東北地方から北海道の日本海側にかかっている。また北陸にもその南側の雲が広がっている。これらの雲のうち、北海道にかかる雲は中層雲が主体となっている。東北地方の日本海側や北陸にかかっているものは下層雲で構成されている。そのほかの地方は山岳域を中心に下層の対流雲が発生している。また、北海道には山岳波に伴う中層の雲列もみられる。

 関東地方はよく晴れており、北部の山岳域を中心に対流雲がみられるが、南部の平野部はそういった対流雲も解像されていない。ただ、気象衛星の水蒸気画像によれば、中~上層に水蒸気が多く分布しているようである。

 雨は、この時間は東北地方と長崎県で一部観測されており、午前9時までの1時間に長崎県の法は~20mmのやや強い雨、東北地方では~5mm程度となっている。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 オホーツク海には地上低気圧に対応する上空の低気圧があり、そこから伸びる気圧の谷が北海道の北に達している。一方、日本の南海上から本州にかけては上空の高気圧や高圧部になっている。

 関東地方上空は、上空でも高気圧の圏内に入っており、南西~西南西風が卓越している。これにより500hPa面では負渦度場、700hPa面でも下降流場になっている。高層気象観測データ(館野)を参考にみると、下層は気温が上昇し、湿度も高いために対流不安定の状態にある。しかし、地表面の空気を持ち上げたときに水蒸気の凝結が始まる高度(持ち上げ凝結高度)がおよそ900hPa高度、対して自発的に対流が発生する自由対流高度(LFC)はおよそ700hPa高度となっている。この間に沈降性の逆転層があり、自由対流高度に達するまえに下降流によって対流が抑制されてしまうため、対流雲の発生も起りにくい、もしくは発生しても発達はしないものと思われる。




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by y_hirarin5 | 2010-08-17 22:42 | 今日の雲
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