日本のはるか東に高気圧、東北地方に停滞前線(高層雲)


【2010年8月14日9時09分】
@横浜市戸塚区
全天を薄い灰色の雲が覆っている。その下に大き目の積雲(ちぎれ雲)があり、その隙間から日が射している。
曇り
午前9時現在、横浜では気温29.2℃、南南西の風5m/s、湿度74%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 秋田県沖の日本海には低気圧があって東北東へ進んでいる。チベット高原付近から停滞前線が、山東半島付近、朝鮮半島中部、秋田県沖の低気圧の中心、東北地方を通って日本の東海上に達している。また、前線上の山東半島付近、日本の東海上には低気圧があって、それぞれ北東と東北東へ進んでいる。一方、日本のはるか東海上には高気圧があって、日本の南海上に張り出している。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、北海道や南西諸島を除いて、全般に雲に覆われている。このうち、本州上にかかる雲はチベット高原付近から東西に延びる厚い帯状の雲で、中国地方や近畿地方の日本海側、関東地方北部から福島県付近と東北地方北部にかかる雲は雲頂高度が高く発達している。これは停滞前線に伴う雲で対流雲が主体となっている。九州南部や四国は帯状雲から外れており、下層の対流雲が多く発生している。

 関東地方は、北部は発達した厚い雲に覆われているが、南部は対流雲や雲の雲頂から吹き出すような薄い雲が広がっている。

 雨は、この時間は北陸や岐阜県、長野県、関東地方北部と東北地方、北海道の道北でまとまって降っており、午前9時までの1時間に~5mm程度のところがほとんどだが、北海道では一部~30mmのやや強い雨が降っている。そのほか、九州南部や北部の一部、中国地方の瀬戸内側、近畿でも弱い雨が降っている。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 上空の大気状態をみると、中国東北区、サハリン北部、カムチャッカ半島南東海上にみられる地上低気圧に対応した上空の低気圧が東西に並んでいる。それに対して、その南側にある地上の前線や低気圧に対応する上空の低気圧や気圧の谷は見られない。いずれも背の低い低気圧といえる。一方、下層では日本のはるか東海上にある高気圧に対応した上空の高気圧が、日本の南海上へ張り出している。また、中層から上層にかけては上空のチベット高気圧と繋がっている。


 関東地方上空は、東海上から張り出す高気圧の圏内に入っており、全層で西よりの風が卓越している。下層700hPa面や中層500hPa面においては湿潤空気に覆われている。700hPa面では風上側の西日本も湿潤空気に覆われているが、500hPa面では西日本は乾燥している。渦度は南部で負渦度、鉛直流は関東地方では全般に上昇流場となっている。下層の西よりの風で輸送されてきた水蒸気が上昇し雲が発生しているものと思われる。


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by y_hirarin5 | 2010-08-14 23:59 | 今日の雲
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