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気圧の谷の間(高層雲)


【2010年8月13日9時09分】
@横浜市戸塚区
全天を厚い雲が覆っているが、空の低いところは明るい。またところどころに雲の隙間があって、青空は見えないが明るく光っている。
曇り
午前9時現在、横浜では気温28.6℃、北の風2m/s、湿度72%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 台風4号から替わった温帯低気圧は北海道の東海上にあって北東へ進んでいる。中心から温暖前線が北東に延び、寒冷前線が日本の東海上に延びている。また、カムチャッカ半島の南には別の低気圧があって問う北東へ進んでいる。オホーツク海や沿海州には低気圧があってそれぞれ西北西と東南東へ進んでいる。チベット高原付近から停滞前線が黄海、朝鮮半島を通って山陰沖の日本海に達している。一方、日本のはるか東海上には高気圧があってほとんど停滞し、日本の南海上に張り出している。日本付近は気圧の谷の間に入っている。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、北海道の来た半分、東北地方南部から関東甲信越、東海、近畿、中国と九州に雲が広がっている。その他の地方でも小さな対流雲が点在している。このうち、九州北部や中国地方西部にかかる雲は、黄海にある団塊状の発達した積乱雲の雲頂から吹き出した厚めの上層雲となっている。また、山陰沖から上層雲が近畿地方の日本海側、中部地方の内陸と関東北部を通って三陸沖に延びている。その周辺に下層から中層の層状の雲が広がっている。

 関東地方は、北海道の東海上から延びる発達した帯状雲の北西側に広がる下層雲に覆われている。下層雲は南部を中心に広がっており、対流雲も含まれている。

 雨は、北海道や東北地方、関東と能登半島でまばらに降っている午前9時までの1時間に多いところで~10mmとなっている。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 上空はおおまかには、オホーツク海周辺からモンゴル付近にかけて気圧の谷、日本のはるか東海上から日本の南海上、中国大陸にかけて気圧の尾根で北低南高型になっている。オホーツク海周辺の低気圧(気圧の谷)は寒気を伴っており、これが北日本を通過している。日本上空は全般に西よりの風が吹いているが、西側に暖気があるために暖気移流場となっている。また、山陰や近畿、中部と関東地方にかけては700hPa面において湿潤空気に覆われている。

 関東地方上空も全般に西よりの風が卓越して、暖湿空気が流入している。500hPa面の渦度場は負渦度だが、700hPa面の鉛直流は東海上に延びる前線帯の上昇流場の近くで関東地方全般で上昇流場となっている。地上の風を見ると、全般に東よりの風が強く、高層気象観測データ(館野)によれば、地上から上空800m付近にかけては東よりの風で気温は上がっていない。雲があるのは高度2200付近と2750~3200m付近となっている。

 地上から見えた雲は高層雲で、地上では東よりの風に伴って気温は上がらないが、上空は西よりの風に伴って暖湿空気が流入し発生したものと思われる。



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by y_hirarin5 | 2010-08-13 23:59 | 今日の雲
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