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梅雨前線、低気圧など擾乱から遠い..(積雲)


【2010年6月30日9時34分】
@横浜市戸塚区
晴れ
東の空に大きな高積雲が広がっていたが、次第に晴れ間が広がり、積雲と巻積雲が同時にみえる。雲は厚みがあって影ができている。


◆午前9時現在の天気概況

 日本の南東海上に低気圧があって南東へ進んでいる。梅雨前線が揚子江下流から東シナ海、九州北部、四国を通って紀伊半島の南に達している。日本海から関東の南東海上へ気圧の谷が延びている。一方、小笠原諸島の南西海上には高気圧があってほとんど停滞している。北海道東方海上にも高気圧があって南東へ進み、そこから気圧の尾根がオホーツク海に延びている。


◆午前9時現在の雲と雨

 気象衛星の画像によると、近畿より西の地方と東日本は雲に覆われている。このうち、九州の南海上には団塊状の積乱雲があり、積乱雲上部から噴出した上層雲が九州から四国、中国地方にかかっている。また、宮城県や福島県北部にも小さな団塊状の積乱雲がみえるが、こちらは関東北部で発生したものが移動してきたもので、その後さらに発達しながら岩手県方面へ移動していっている。そのほかの東日本は、北海道には上層の薄い雲の下に小さな下層の対流雲が発生、関東から東北地方は雲頂表面の滑らかな中層の層状雲が広がっている。近畿や中部地方は下層の小さな対流雲が多数発生している。

 関東地方南部は、中層の層状雲は全体的に次第に北東へ移動し、後には小さな下層の対流雲がいくつも見られる。

 雨は午前10時までの1時間に、九州で多いところで~50mmの猛烈な雨が降っており、四国南西部や中国地方も日本海側を中心に~5mm程度の弱い雨が降っている。また、関東地方北部から東北地方の太平洋側を中心に~10mmの雨、北海道も太平洋側で数mmを観測している。


◆午前9時現在の上空の大気状態

 高層天気図によると、日本付近上空は朝鮮半島北部から日本海西部に中心を持つ上空の切離低気圧の中に入っている。低気圧そのものは中層でもっとも明瞭だが、勢力は弱くて低気圧の範囲は広い、また朝鮮半島北部に寒気の中心を持っている。

 昨日まで小笠原高気圧に対応する上空の高気圧が日本の太平洋沿岸に張り出していたが、今日になって南に後退している。また、日本の南東海上の地上低気圧に対応する下層の気圧の谷が、日本付近から日本の南東海上に延びている。このため、下層風は西風成分が強まって西南西~西風が卓越している。中層から上層にかけては切離低気圧が明瞭で、その等高度線に沿うように西~南西風が卓越している。下層の湿った空気は九州周辺にのみあり、近畿から中部地方など風下へは輸送されていない。

 東日本上空は太平洋側の下層850hPa面で北~北北東風が卓越している。それより上空は等高度線に沿って南西~南よりの風が吹いている。下層は太平洋側を中心に湿潤空気に覆われており、気象衛星で見られた中層の層状雲の下に下層雲があることを示している。中層500hPa面上では比較的乾燥しているが、高層気象観測データによると、三沢では400hPa高度(およそ6200~8200m付近)に湿潤層があって、これが中層雲にあたると思われる。

 関東地方南部は下層は北よりの風が吹いているが、中~上層は南よりの風が卓越している。中層の南よりの風によって中層雲が北へ移動して晴れ間が広がったが、下層には湿潤空気が残っていることと日射による地表面加熱で下層の対流雲が多く立っている。写真の積雲はそれによるものと思われる。



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by y_hirarin5 | 2010-06-30 23:06 | 今日の雲
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