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小笠原高気圧張り出し(高層雲)


【2010年6月28日8時56分】
@横浜市戸塚区
曇り
全天が雲で覆われており、薄らと日が射している。雲の表面にはは小さな積雲系の色の濃い丸い雲がいくつもみられる。

◆午前9時現在の天気概況

 朝鮮半島南部には低気圧があって東北東へ進んでいる。揚子江中流から伸びる梅雨前線が低気圧の中心を通って鳥取県沖に達している。また、日本海中部には別の低気圧があってほとんど停滞し、そこから東北地方北部に気圧の谷が伸びている。一方、オホーツク海には高気圧があって南南東へ移動している。また、小笠原諸島の西にも高気圧があり西へ移動している。


◆午前9時現在の雲と雨

 気象衛星の画像によると、この時間は北海道と南西諸島を除いて各地には何らかの雲がかかっている。雲の中心は東シナ海から対馬海峡、日本海西部に伸びる発達した雲で、一部が中国地方の日本海沿岸部にかかっている。雲は梅雨前線に伴う雲頂高度の高い団塊状の積乱雲で、雲全体は東北東へ移動している。また、東海や関東、東北地方北部にかけては中層雲がかかっている。この中で東海地方のものは対流雲、関東や東北地方では雲頂表面が滑らかな層状雲が広がっている。そのほかの地方は小さな下層の対流雲が無数発生している。

 雨は、午前9時までの1時間では九州や中国地方西部、中部地方、東北地方などで降っており、降水量は~5mmを観測している。


◆午前9時現在の上空の大気の状態

 高層天気図によると、中国東北区には下層から上層まで上空の低気圧があり、中心付近に寒気を伴っている。この南東縁に地上低気圧がある。一方、太平洋上は高圧帯となっており、上空の高気圧は700hPa面と500hPa面に現れている。これらの間の東シナ海北部から対馬海峡、日本海西部にかけては高気圧の縁辺を回り込むように下層から上層まで西南西風が卓越しており、地上ではこのあたりに梅雨前線が延びている。下層にはこの前線帯に沿って華南から湿った空気が流入しており、対流不安定となって上昇流が強まり雲が発達している。西日本の太平洋側でも下層では南西風に伴って湿った空気が流入しているが、中層は高気圧圏内で負渦度域に入っており下降気流場で雲が発達しにくく下層雲が発生するのみに留まっている。

 関東から東北地方にかけては、地上の気圧の谷に対応する上空の気圧の谷が伸びており、これに沿って700hPa面より上空では西北西風が卓越している。下層は西よりの風が吹いており、前線帯に沿って流入する湿潤空気がこれによって関東や東北地方にも流入して対流不安定になっている。気象衛星で見える雲は、高層気象観測データより 500hPa高度付近にみられる湿潤層に対応するものである。気象衛星可視画像を見ると、中層の薄雲の下に対流雲も見えるので、関東地方上空の雲は下層と中層の2重以上の構造を持っているものと思われる。

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by y_hirarin5 | 2010-06-28 21:34 | 今日の雲
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