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梅雨前線、徐々に北上(高積雲)


【2010年6月18日9時09分】
@横浜市戸塚区
晴れ
白く濁った空に丸い群れた高積雲が見える。雲には影はなく薄い雲と思われる。

午前9時現在、九州の西に低気圧があって東北東へ進んでいる。華南から延びる梅雨前線が黄海、低気圧の中心、四国、潮岬付近、関東の南海上を通って日本の東海上に達している。また、千島付近には低気圧があって東へ進んでいる。一方、日本のはるか東には高気圧があって日本の南海上に張り出している。

同時刻の気象衛星の画像によると、北海道の道東を除いて全国的に雲が広がっている。このうち北日本の雲は下層雲が主体になっていて、その上に西からやってきた上層雲が広がっている。関東地方も下層雲の上に中層雲や上層雲がまばらになってかかっている。東海より西に地方には厚く雲頂高度の高い雲が広がっており、梅雨前線より南の九州南部から関東の南海上にかけての太平洋上にい連なる雲は団塊状の積乱雲で、北側の雲は数時間前には団塊状だった雲が強い風に流されたように雲頂表面が比較的滑らかになっている。この雲の下の九州南部、中国地方西部、紀伊半島の西側と四国のところどころでは、午前9時までの1時間にところによって~50mmの激しい雨が降っている。関東地方も伊豆諸島で雨が降り始めている。

同時刻の高層天気図によれば、千島付近には地上低気圧に対応した気圧の谷があり、華北には地上低気圧には現れない中~上層の寒冷低気圧がある。その間の日本海北部では気圧の尾根になっているが、日本列島付近では等高度線は平行に走っていて、特に大きな気圧の谷や尾根は見られない。上層の強風軸は対馬海峡から日本海側上空を通って東北地方の上空から太平洋に抜けている。地上の梅雨前線はこの強風軸の南縁に位置している。上空の風は全般に西南西風が卓越しており、前線近傍の西日本では40kt(およそ20m/s)を超えるところもある。風速が強くなるのは、温度風の関係からそれより下の大気層の水平方向の温度傾度が大きくなっていることを示しており、前線の活動が活発になっていることの指標になる。関東地方上空は、この時間は梅雨前線から離れているが、上空は西南西風が吹いており、下層に暖湿空気が流入して700hPa面では上昇流域に入ってきている。写真の雲はこの上昇流に伴って発生しているものと思われる。


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by y_hirarin5 | 2010-06-18 23:59 | 今日の雲
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