低気圧が遠ざかる(巻雲)



【2010年6月17日9時02分】
@横浜市戸塚区
朝方は雲が多かったが、この時間になって急速に晴れ間が広がった。写真の雲も消えつつあるところ。西の空にも鉤状の巻雲が多く見られた。また、南の空には低いところに層状の雲がみられた。

午前9時現在、択捉島付近に前線を伴った低気圧があって北東へ進んでいる。中心から閉塞前線が北海道の東海上に伸び、そこから寒冷前線が日本の東海上を通って関東南東海上に達している。また、そこから梅雨前線が日本の南海上、九州の南、東シナ海、揚子江河口付近を通って華中に達している。一方、日本のはるか東海上には高気圧があり、北海道を除いて張り出している。

同時刻の気象衛星の画像をみると、東北地方北部と北海道、南西諸島には雲がかかっている。このうち北海道の道北からオホーツク海にかけての雲は低気圧の北側に広がる雲頂高度が中層~上層に達している。また、南西諸島付近の雲は団塊状の積乱雲がいくつも点在している。その他では下層雲となっている。関東甲信から東北地方南部には東海上に広がる、寒冷前線に伴う上層雲がかかっている。午前9時までの1時間に北海道と東北地方北部で~5mm程度の雨を観測している。

同時刻の高層天気図によると、全層にわたってオホーツク海南部には地上低気圧に対応した切離低気圧がある。その中心の西側に寒気、東側に暖気が流入している。九州では下層850hPa面で東シナ海を中心とした低気圧性循環の東側にあたり東よりの風が吹いている。そのほかでは全層にわたって西よりの風が卓越しており、北海道では寒気移流が発生している。そのほかの地方では特に温度移流は怒っていない。関東地方上空は、九州から本州を縦断する強風軸の南縁にあたり、時間を遡っても上層雲はこれに沿って移動している。
by y_hirarin5 | 2010-06-17 21:05 | 今日の雲
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