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日本の東海上から高気圧張り出す(層雲)


【2010年6月11日9時】
@横浜市戸塚区
曇り
厚い雲が全天を覆っているが、雲の薄いところが白く輝いている。雲は輪郭はぼんやりと霞んでいるが、濃淡ははっきりしている。

午前9時現在、東海道沖には高気圧があって東へ移動している。また日本のはるか東から高気圧が張り出し、日本海から西日本を覆っている。関東地方はその圏内に入っている。また、日本海に別の高気圧があってほとんど停滞している。一方、東シナ海には低気圧があって北北東へ進んでいる。その南の華南から南西諸島の東にかけて梅雨前線が停滞している。また、黄海西部にも低気圧があり、北北東へ進んでいる。

午前10時現在の気象衛星の画像をみると、カムチャッカ半島の東から北日本の太平洋沿岸にかけて帯状雲が延びている。雲は下層雲で構成されており、一部は東日本の太平洋沿岸にかかっている。関東地方も南部沿岸域を中心に下層雲に覆われている。また、日本海にも同様の下層雲が広がっている。一方、渤海、黄海、東シナ海、南シナ海にかけては低気圧や前線に伴う厚い雲に覆われており、南西諸島もこの中に入っている。また、一部が九州にもかかり始めている。

午前9時現在の高層天気図をみると、地上低気圧に伴って上空の気圧の谷は日本の東海上に離れている。代わって日本海に中心を持つ地上高気圧に対応する上空の深い気圧の尾根が上層まで続いている。この高気圧は中心より北側に暖気の中心を持っている。この気圧の谷と尾根の間の東日本上空では、北よりの風が卓越しているが、風は等温度線に平行に吹いているため、特に温度移流は発生していない。高層気象観測データをみると、この時間の館野では850hPa面を中心に相対湿度がほぼ100%の湿潤層があり、北よりの風によって湿潤空気が流入している。ウィンドプロファイラデータの館山(千葉県)や八丈島のデータをみると、850hPa面より低高度で北東の風が吹いており、高層天気図とあわせてみると寒気移流が発生している。今日の雲は、下層への湿潤空気の流入と、暖かい海面上への寒気の流入による2つが発生要因と考えられる。
by y_hirarin5 | 2010-06-11 23:51 | 今日の雲
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