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移動性の高気圧やや北偏(巻雲、巻積雲)


【2009年10月22日12時36分】
@東京都目黒区
晴れ
空の北半分を薄い巻雲や巻積雲が覆っていたが、急速に北へ移動していき、数分後には雲がほとんどなくなった。その後も南から雲が移動して今度は曇り空となった。
午後12時現在、大手町では気温20.8℃、北北西の風2m/s、湿度39%

午前9時現在では、オホーツク海南部に低気圧があってほとんど停滞しています。また、南西諸島から小笠原諸島付近の東海上まで前線が停滞しています。一方、日本海には高気圧が進んできており、東北地方から九州までの広い範囲を覆っています。その北西側の中国東北区には低気圧が進んできています。

写真を撮った午後12時半ごろの気象衛星の画像をみると、日本の南海上には停滞前線に伴って台湾付近から日本の東海上まで帯状の雲が延びています。その一番北側の雲が九州南部から関東地方南部までの太平洋沿岸を中心にかかっています。帯状雲は厚く雲頂高度も中層~上層と高いのですが、陸地にかかっているものの大部分は雲の端ということもあり薄くものが中心となっています。この帯状雲はこれを構成する個々の雲が東へ移動しつつ、全体的に北上したり南下したりしていた影響で、東京でも晴れたり曇ったりしていました。雨は午後1時までの1時間に南西諸島でところどころ数mmを観測しました。

上空の天気図をみると、中国東北区から中国大陸東岸にかけて気圧の谷が南北に伸びています。日本付近はその東側にあたり、下層では西よりの風で寒気移流場、中層から上層にかけては西南西風が卓越しています。上層の強風軸は日本海から近畿地方、東北地方を通って日本の東海上に延びています。その南側の下層には地上の停滞前線に対応した温度集中帯が九州の南から関東地方を通って日本の東海上に延びています。この温度集中帯の南側では南よりの風が卓越し、一方で北側では北よりの風となって収束場になっています。このため、この間では温度集中帯の南縁に沿って上昇流が強まっているところがあります。しかし、この大部分は海上にあるために、日本にはほとんど影響はありません。
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by y_hirarin5 | 2009-10-22 23:59 | 今日の雲

晴れて気温上昇~南から雲バンドが北上(高積雲・巻積雲)


【2009年8月5日13時50分】
@横浜市港北区
晴れ
空は白っぽく霞んでおり高い雲が広がっている。雲は小さな団塊状になっている。
午後2時現在、横浜では気温29.4℃、東南東の風2m/s、湿度68%

台風8号が南西諸島の南海上を西へ進んでいます。明日、明後日にかけては発達しながらこのまま西に進んでいく予想となってまして、南西諸島付近は空も海も注意が必要です。

このあたりの予想は最新の気象情報を確認いただければと思います。

さて、今日の地上天気図をみると、日本の東海上には低気圧があって北東へ進み、台風8号は日本の南海上を西北西に進んでいます。また、オホーツク海には低気圧が進んできており、この低気圧から南に延びる気圧の谷が北日本に差し掛かっています。一方で、日本海には高気圧が停滞しています。地上天気図はなんだかにぎやかな感じになっています。

高層天気図をみてみますと、台風やオホーツク海の低気圧は背が高くなっていますが、日本の東海上の低気圧は850hPa面にも現れておらず、背の低い低気圧になっています。ただ、中心付近に暖気を伴っており、下層850hPa面では中心から南西へ湿潤空気域が延びています。ただ、陸地からは離れたところにあるため、影響はありません。気象衛星の画像をみると、低気圧の中心付近と南西に伸びた湿潤域の南端付近に2つ大きな団塊状の積乱雲がみられます。また、それとは別に九州から東海にかけての南海上に厚い雲バンドが延びており、一部で発達し始めています。この雲は時間の経過に伴って次第に北上し、九州南部や紀伊半島の南東側斜面に継続して雨をもたらしました。

関東地方上空は、午前中は高度1000m付近までは北よりの風、それより上空では南よりの風となっていましたが、この北よりの風が次第に東より、南よりと変わっていました。地上風をみても、朝方内陸部では北よりの風が卓越していましたが、日中にかけて南よりの風に代わって、日差しがあったこともあり内陸を中心に気温が上がりました。

雲のようすをみると、午前中は晴れ間が広がっていましたが、日中にかけて小さな対流雲があちこちで発生し、さらに前述の雲バンドの一部が午後にかけてかかってきました。写真の雲は南海上の雲バンドの北縁の上層雲と考えられます。
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by y_hirarin5 | 2009-08-05 23:59 | 今日の雲

気圧の谷前面の強風軸(巻積雲)


【2008年12月25日8時50分】
@東京都目黒区
晴れ
薄い帯状の雲がいくつも並んでいる。この雲は日中にかけて次第に消えていった。
午前9時現在、大手町では気温7.9℃、北の風1m/s、湿度59%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、北海道北部には低気圧があって北東へ進み、中心から温暖前線が北海道の東海上へ、寒冷前線が日本海中部を通って朝鮮半島へ達している。また、三陸沖には別の低気圧があって北東へ進んでいる。日本付近はこれら気圧の谷の中に入っている。一方、大陸には高気圧があって西日本へ南から張り出している。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午前9時現在では、日本海北部から北海道、オホーツク海にかけて雲頂高度の高い厚めの雲が延びている。また、日本海南部から黄海、東シナ海北部にかけては寒気の吹き出しに伴う下層の筋状雲が広がっている。これに伴い中部地方から西の地方にも下層雲が広がっている。大陸南部から南西諸島、日本の南海上にかけて雲バンドが延びている。静岡県付近から関東、東北地方南部の太平洋側は晴れているが、東西方向に延びる薄い上層雲がかかっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、上空はシベリア東部に寒気を伴った低気圧があり、そこから朝鮮半島付近まで東西方向に幅の狭い気圧の谷が延びている。日本付近はその前面にあたり、特に日本海から北海道、オホーツク海上空には西~南西の風が非常に強まっている。上層の強風軸もこの付近に延びている。また、この地方では気圧の谷後面からの寒気移流と、前面での南西風に伴う暖気移流の間で上昇流場となっており、湿潤層が広がっておりこれが下層雲に対応している。一方、中部地方から東北地方までの太平洋側では下降気流場となっており、湿潤空気の流入がほとんどない関東地方周辺の晴れに繋がっている。また関東上空の上層雲は、上層の強風軸に対応している。



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by y_hirarin5 | 2008-12-25 23:59 | 今日の雲

気圧の谷の前面(巻積雲+下層のちぎれ雲)


【2008年12月9日8時12分】
@横浜市港北区
曇り
小さな粒状の雲が空に敷き詰めている。また、ところどころに筋状の巻雲もみられる。その中に少し大き目の灰色の千切れ雲が浮かんでいる。この後、次第に雲が厚くなり、昼過ぎから雨、夜には本降りとなった。
午前8時現在、横浜では気温6.4℃、北の風3m/s、湿度72%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、日本の東海上の高気圧は東へ去りつつあるが勢力を日本付近に残し、さらに帯状となって大陸南部の別の高気圧に続いている。一方、四国の南と山陰沖には気圧の谷があり、夕方には紀伊半島の南東海上に低気圧が発生した。また、そのほかにも沿海州、黄河中流と渤海の西に低気圧が発生している。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午前8時半現在、東北地方北部から雲バンドが中国、九州を通って台湾付近まで延びている。雲は、東北地方付近では薄い上層雲のみだが、西日本上空のものは厚く、雲頂高度が高くなっている。また、四国から東海道沖にかけて下層雲が広がっている。関東地方から三陸沖の太平洋にかけては、上層の筋状の雲が延びている。この南端の雲が写真の雲に対応するものと思われる。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、上空の気圧の谷はモンゴルから大陸東岸にかけて南北に延び、日本付近はその前面に入っている。下層では、関東から西の太平洋側で南よりの風による暖気移流となり、沿岸域を中心に上昇気流場となっている。四国から東海道沖に広がる下層雲は、この暖気移流に伴うものと考えている。また、北陸から北の地方では南西風が卓越しているが、温度移流は少なくなっている。一方、東北地方北部から中国、九州地方を通る雲バンドは、上層の強風軸によるもので、北日本では下層への暖気の流入が少ないために上層雲のみになっている。しかし、西日本では太平洋側からの南よりの風に伴う暖気の流入があり、下層でも雲が厚くなっていることが考えられる。さらに、中層では気圧の谷の前面で正渦度が移流しているため、中層でも上昇流が強まっていると考えている。



おまけ

いつも訪問させていただいてる、「空の色を少し」のぷらさんのところでも同じ雲を撮っておられます。
こちらは、うちのと違って朝焼けに染まる雲です。見事ですよv

空を焼いて雨を呼ぶ 空の色を少し より



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by y_hirarin5 | 2008-12-09 23:59 | 今日の雲

気圧の谷の通過に伴う上層雲(巻積雲)


【2008年10月29日8時54分】
@東京徒目黒区
晴れ
今日はごま粒大の小さな雲群、巻積雲が多く見られる。
午後12時現在、大手町では気温19.6℃、南南東の風3m/s、湿度51%

午前9時現在、オホーツク海には別の低気圧があり、そこから南に気圧の谷が延びている。その中の北海道の南東海上に低気圧があり、そこから延びる寒冷前線が東北地方南部から北陸地方を通って若狭湾付近に達している。一方、中国東北国は高気圧があって南東に進み、高圧部が西日本の張り出している。午後は関東地方はこの寒冷前線が北から接近し、夕方には南海上に抜けている。

気象衛星で雲のようすをみると、千島付近から東北地方の太平洋側に寒冷前線に伴う上層雲の雲バンドがみえ、その南端が関東地方にかかっている。この雲は太平洋上では厚くはっきりとしているが、関東地方周辺のものは薄い上層雲のみとなっている。一方、近畿地方から北の日本海沿岸には日本海上で発生した厚い下層雲が広がっていて、この下では降水が発生している。昼前後の気温の分布をみると、おおよそ10℃以上のところが多くなっており、北や標高が高いところほど気温が低くなっているが、それでも5℃以上あるため、降水は雨と考えられる。この雨は特に北陸地方周辺で強く降っている。また、中国大陸から西日本にかけては西南西から東北東方向に延びる雲バンドがあり、中国大陸上では厚くなっているが、西日本上空では薄い上層雲がかかっているのみとなっている。

上空の天気図をみると、オホーツク海上上空には相変わらず低気圧が居座り続けている。ここから延びる気圧の谷は、1本は日本のはるか東海上にあり、北海道南東海上の地上低気圧に対応している。もう1本は日本海中部に延びており、この少し西側に寒気でも特に冷たい空気が控えている。日本付近は下層で全般に西北西風に伴う寒気移流場となっており、日本海側では寒気の移流量が大きく、温かい日本海面との間で大気が不安定になり広い範囲で対流雲が発生している。太平洋側では下層では乾燥した空気に覆われているが、中層から上層にかけては地上の寒冷前線に対応する温度集中帯と強風軸で、上層雲が発生している。

今日見えた巻積雲は朝からみえていたものだが、移動したり発生したり消えたりしていた。気象衛星で見る限りは寒冷前線に伴う雲の南端に発生した上層雲の一部と考えられる。上層雲の発現は天気の崩れの兆候のひとつともいえるが、今回の場合は気圧の谷がかすっただけだったので、特に天気の崩れはなかった。


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by y_hirarin5 | 2008-10-29 23:59 | 今日の雲

今日の雲20080924


【2008年9月24日8時4分】
@横浜市港北区
曇り
巻層雲と巻積雲、高積雲が見える。
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by y_hirarin5 | 2008-09-24 23:21 | 今日の雲

今日の雲20080913


【2008年9月13日16時37分】
@神奈川県鎌倉市
晴れ
上層の薄い雲に多数の穴が開いている。蜂の巣状雲と呼ばれる雲で成長した氷晶が落下して開くと考えられている。
午後4時現在、横浜では気温29.2℃、東南東の風2m/s、湿度50%

午前9時現在、千島付近には前線を伴った低気圧があって北東へ進んでいる。低気圧から延びる気圧の谷が日本海北部に達している。また、小笠原諸島の東には熱帯低気圧があって北北東へ進んでいる。台湾の東海上には台風13号があって北西へゆっくり進んでいる。中心気圧は945hPa、中心付近の最大風速はおよそ47m/sになっている。一方、中国東北国は高気圧があって東南東へ進んでいる。

気象衛星で雲のようすをみると、台風13号に伴う積乱雲から噴出す上層雲が九州にかかっている。またそのほかの西日本も中層から下層の厚い雲が広がっている。関東地方北部から東北地方、北海道東部の一部には下層から中層の厚い雲がかかっている。雲は南ほど雲頂高度が低くなっている。また、静岡県から関東地方南部にも低い雲がかかっている。

上空の天気図をみると、オホーツク海から日本海にかけて深い気圧の谷が延びている。この気圧の谷は上層では沿海州から朝鮮半島北部にかけて延びており、気圧の谷の軸は上空ほど西へ傾いている。また、下層ではオホーツク海南部から日本海にかけて温度集中帯が延びており、その西側に寒気が進んできている。北日本は西よりの風で寒気移流場となっており、下層では空気が湿って気象衛星で見た雲域に対応している。また雲域の北側は上層の強風軸の南縁に位置し、強風軸に伴う上層雲も含まれていると思われる。
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by y_hirarin5 | 2008-09-13 23:59 | 今日の雲

雲の種類:巻積雲(層状雲/波状雲)


【2008年7月16日12時39分】
雲の多い空。灰色の下層の積雲の合間から白い小雲の巻積雲が見える。
今回は特に海の浅瀬にできる砂の波紋のような形をしている。
こういう場合は、種:層状雲、変種で波状雲と呼ぶ。でも、鯖雲の方が親しみがあるかもしれない。上層雲でも、中層雲でも、雲が波だって見えるときはその高度の風が強く、天気が崩れることを示す。

ではそういう観点で、今日の天気概況を見てみよう。
午後12時現在の地上天気図では、梅雨前線が長江中流から朝鮮半島を横切って日本海へ伸びている。その前線の北側の中国東北区と、本州の東海上には低気圧があってそれぞれ北東と東へ進んでいる。日本付近はオホーツク海の高気圧と、太平洋上にある高気圧に覆われている。また、フィリピンの北には台風7号があって北へ進んでいる。関東周辺に限っては特に目につく擾乱は見られない。

では、写真に写っている雲はなんなのか。同時刻の気象衛星の画像で見てみると、中国地方から北海道まで広い範囲にところどころ上層の薄い雲がかかっている。雲は南北方向に筋があり、中国地方東部や近畿地方、関東地方の東部沿岸ではところどころ雲頂高度が高く厚いものがかかっている。また、中部地方から関東地方の山岳域にところどころ小さな下層の対流雲が見られる。この雲のうち特に上層の薄雲は、黄海から朝鮮半島北部と日本海北部、沿海州に広がる雲の南側にあり、全体的に南南東へ移動している。

大気の構造を高層天気図で見ると、中国東北区の低気圧は上層に寒気を伴った気圧の谷に繋がっている。また、本州の東にも気圧の谷があり、それらの間に気圧の尾根があり、また温度が高くなっている。上層では西日本までチベット高気圧が張り出しており、この東側の東日本上空では北よりの風が卓越している。低気圧周辺の上層雲はこの風によって移動しているものと思われる。一方、下層では西よりの風が吹いており、暖気移流場となって上昇流域に入っているが、上層での温度が高いために深い対流は発生していない。写真の雲のある上層ではすぐ東側に強風軸があり、風の強い場に入っているが気圧の尾根の前面のため特に天気を崩すものではないと考えてよいと思う。
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by y_hirarin5 | 2008-07-16 23:59 | 雲のあれこれ

雲の種類:巻積雲(房状雲)


【2008年7月13日11時55分】
@神奈川県鎌倉市
夏の白っぽい空に巻積雲の集団が見えた。この雲の周辺は筋状の巻雲や飛行機雲がいくつも浮かんでいる。巻積雲はこの一角だけになる。

巻積雲は先日の高積雲によく似て丸い小さな小雲が群れをなしている。しかし、両者の異なる点は2つあり、1つ目は雲に陰影がないこと、2つ目は小雲の大きさは腕を真上に伸ばした場合の小指の幅より小さいことにある。雲が小さく見えるのはそれだけ高い高度に浮かんでいるからで、中緯度帯では高度5000〜13000m付近。今日の高層気象観測データからすれば関東から北陸地方上空では高度9500〜10000mの間に相対湿度〜60%やや湿った層がある。この空気に覆われていたと考えると、このとき見えていた雲の高度もこれに相当するものと思われる。

さて、今日の気圧配置はオホーツク海、日本海西部に低気圧がある一方で、本州付近は南から高気圧に覆われている。しかし、オホーツク海の低気圧は上層10000m付近まで続く背の高い低気圧でその北側にある高気圧と対になっている。昨日から2°ほど東に移動しただけで全体的に動きが遅くなっている。また、中心付近は寒気を伴っており北日本がこの寒気に覆われている。また東北から北陸、関東にかけてはこの寒気が通過中である。また、関東から西の地方には下層に暖気がみられる。

関東地方は下層で南西風が卓越し暖気移流場となっている一方で、中層から上層にかけてはオホーツク海の低気圧の南西側にあたり、北西風が卓越している。地上付近では山岳域を中心に下層の対流雲が出始めている一方で、南部沿岸域は千葉県方面に上層雲の一部がかかっている他はよく晴れている。気象衛星の画像では写真の雲はほとんど確認できなかった。あるとすれば、午前中に中部山岳域上空に見えていた薄い上層雲の一部が東へ移動してきたものと考えられる。または千葉県方面に見える中〜上層雲の西の端が一部かかっていたとも思える。どちらとは残念ながら断定はできない。

これまでの巻積雲
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by y_hirarin5 | 2008-07-13 23:59 | 雲のあれこれ

今日の雲20080706


【2008年7月6日12時10分】
@神奈川県鎌倉市
晴れ
空いっぱいに筋状の巻雲と、巻積雲が出ていた。このうち巻積雲の方を撮ってみた。巻積雲と書いたが、かなり迷うところ。陰影のない整然と並ぶ小さな雲の塊で、上に伸ばした手の小指に隠れるくらいの大きさなら巻積雲と判断している。こんな夏の空には似合わないかも...と思いつつも、白っぽい水蒸気の多い空なのでどことなく違和感を感じたりする。
午後12時現在、気象観測地点の横浜では気温29.3℃、南南東の風3m/s、湿度69%

午前9時現在、本州付近は南海上とカムチャッカ半島から張り出す2つの高気圧に覆われている。梅雨前線は長江中流から朝鮮半島北部に達している。また、シベリア東部には低気圧があって北東へ進んでいる。一見して、高気圧に覆われて暑い夏空が広がっているような天気図に見えるが、、、
午後12時半現在の気象衛星の画像を見ると、中部地方から西の地域はシベリア東部から南に伸びる雲に覆われている。この雲は日本海上では厚い雲に覆われているが、日本の陸地状では上層の薄い雲が主体となっている。その雲の一部が関東地方にもかかり始めている。また、本州の南海上には大きな積乱雲の塊があり、上層からの発散風に伴って薄い雲が出ている。
午前9時現在の高層天気図を見ると、なんとなく見えてくる。日本付近は南と東から張り出す高気圧のために、日本海側を中心に南西風が卓越している。またその上空では日本の南海上の高気圧は上層では九州北部付近に中心があり(別物?)、このため、南シナ海から沿海州にかけては大きな気圧の尾根の中にある。一方で、シベリア東部に低気圧が進んで来ているため、低気圧の南から南東側にかけては南よりの風で低気圧付近では湿った空気が流入して雲が発生している。また、その南側の西日本上空ではところどころ空気が湿っているが、大規模な湿潤空気の流入ではない。下層でも一部空気が湿っているが、大規模な雲の発生にはほとんど関与していないと思われる。
この雲の接近で写真のような雲がみられたものと思われる。
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by y_hirarin5 | 2008-07-06 23:59 | 今日の雲