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寒冷前線通過

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厚い雲が覆っているが、雲の隙間から青空が見えた。
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by y_hirarin5 | 2014-03-18 17:08 | 雲のあれこれ

南海上に停滞前線、東よりの湿った空気が流入(層積雲)


【2011年5月26日午前9時05分】
@横浜市戸塚区
厚い雲に覆われているが、雲の隙間から日が射している。雲はもくもくとした積雲系で、雲の濃い部分と薄い部分があり、輪郭がはっきり見える。午前中はときどき晴れたりしていたが、午後に入ると雲は次第に厚くなっていった。

午前9時現在、横浜では気温18.4℃、東の風3.5m/s、湿度81%


◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 九州の南には低気圧があって北東へゆっくり進んでいる。沖縄本島の南から停滞前線が、低気圧の中心、小笠原諸島付近を通って日本のはるか東へ伸びている。また、黄海には別の低気圧があって東へ進んでいる。フィリピンの東には台風2号があって北西へ毎時20kmで進んでいる。中心気圧は940hPa。中心付近の最大風速は50m/sに達している。モンゴル付近に低気圧があって東北東へ進んでいる。また、オホーツク海にも低気圧があって東南東へ進んでいる。一方、その間のシベリア東部には高気圧があって南南東へ移動している。また、三陸沖に高気圧があって南東へ移動している。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 朝鮮半島、黄海、東シナ海東部から九州、日本海西部にかけては雲が広がっており、特に朝鮮半島から日本海西部の雲は雲頂高度が高く発達した積乱雲がみえる。また、総会から関東にかけては雲頂高度が中層の雲が広がっている。

 関東地方は中層の雲と、それとは別に厚い雲が内陸を中心に広がっている。

 この時間は九州や山口県で降っており、多いところで午前9時までの1時間に~20mmのやや強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 下層では近畿から東北地方にかけて気圧の尾根の中に入っており、中層から上層にかけては日本海から沿海州付近の気圧の尾根につながっている。この気圧の尾根を挟んで東西にそれぞれ上空の低気圧や気圧の谷がある。また、下層では本州の南に、中層ではその北側の華北から関東の東海上にかけて温度集中帯が伸びている。東シナ海には下層850hPa面に気圧の谷が南から伸びており、これに向かって、九州から関東にかけては南東~東南東の風が吹いている。

 関東地方は温度集中帯の近くで、下層では東よりの風が吹いて空気はやや湿っている。一方、中層から上層にかけては西よりの風に伴って乾いた空気が流入している。500hPa面の渦度は正渦度となっているが、700hPa面の鉛直流は北部は上昇流場、南部では下降流場となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 地上から842hPa高度まで東よりの風、そこから768hPa高度まで南よりの風、それより高高度では西よりの風が吹いている。地上付近に相当温位の高い層があり、下層で対流不安定また、966hPa高度付近に厚さ10mほどの薄い湿潤層、857hPa高度付近にも湿潤層があるが、それより高高度では空気は乾燥している。持ち上げ凝結高度は951hPa高度、自由対流高度は863hPa高度となっている。


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by y_hirarin5 | 2011-05-26 23:59 | 今日の雲

午後に小雪が舞う(層積雲)


【2011年1月30日13時13分】
@横浜市戸塚区
厚い雲が覆っているが、南の空の低いところは良く晴れている。この雲は午後に入って南の空から移動してきた。この後午後3時過ぎに小雪が舞っていた。


◆午前9時現在の天気概況

 午前9時現在の地上天気図では、北海道の西に低気圧があって南東へゆっくり進んでいること、日本の東に低気圧があって東へ進んでいる。その一方で、モンゴル付近に中心を持つ高気圧があって、西日本へ張り出している。日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になっており、また、日本海西部に弱い気圧の谷がみられる。
 これが午後12時現在の地上天気図を見ると、大きな気圧配置は変わっていないが、日本の東海上にある低気圧から関東地方の南へ気圧の谷が伸びていることが挙げられる。


◆午前9時現在の雲と雨

 気象衛星の画像をみると、日本の周辺には寒気の吹き出しに伴う筋状の雲が広がっており、関東地方にもその雲の一部が流れ出している。神奈川県など関東地方南部は午前中は良く晴れていた。これが、午後に入り相模湾周辺に雲が発生し、夕方にかけて停滞しているように見える。雲は、下層から中層に雲頂高度のある対流雲と思われる。雲は西北西から東南東方向の走向を持っており、日本海から太平洋へと抜けるほかの対流雲と同じ走向をしている。初めは日本海側から流れ出してきた対流雲の一部かと思ったが、この小さな雲域の風上側には雲はなく、単独で発生しているように思われる。

 午後4時までの1時間の降水量は、北海道から九州までの日本海側を中心に観測されており、関東地方では群馬県北部以外は特に降っていない。



◆午前9時現在の上空の大気状態

 カムチャッカ半島とその西側のオホーツク海中部には地上低気圧に対応した上空の低気圧が下層から上層へと伸びており、この低気圧は背が高い。一方で、日本の東の低気圧は850hPa面のみに現れており背が低い。下層850hPa面では気圧の谷は太平洋へと出ているが、700hPa面より高高度では日本海にあって、これから日本上空を通過するところとなっている。風は全般に下層では西北西風だが、高度が高いところほど南風成分が入って、上層では西南西風となっている。この風に伴って下層850hPa面では寒気移流場となっているが、中~上層では風が等温度線と平行に吹いており、温度移流はほとんど起こっていない。日本海側の下層には湿潤空気が広がっており、雲の分布と一致している。一方、太平洋側は乾燥した空気に覆われている。500hPa面の気温は北海道上空に-42℃の寒気の中心があり、寒気は気圧の谷の中に沿って西に伸びており、-30℃の等温線は関東地方北部を通っている。一方、850hPa面では降雪の目安となる-6℃の等温線は太平洋上に出ている。




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by y_hirarin5 | 2011-01-30 23:59 | 今日の雲

東西に伸びる高圧帯の圏内(層積雲)


【2010年11月4日9時06分】
@横浜市戸塚区
全天を厚い雲が覆っている。雲は畝状になっており、雲底は暗い灰色になっている。ときどき薄日が射すことがある。
曇り
午前9時現在、横浜では気温10.7℃、北の風2m/s、湿度55%

 関東地方南部は、東西に伸びる高圧帯の中に入っている。下層は山岳域や北部からの冷気流により北よりの風が吹いているが、上空は西よりの風が卓越して吹いている。上空は厚い雲に覆われているが、これは伊豆諸島付近で発生した下層雲が南西風によって移動してきたものと思われる。


【詳細解析】

◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 カムチャッカ半島の東には低気圧があって東へ進んでいる。サハリン付近から気圧の谷が日本海を通って対馬海峡へ達している。一方、揚子江河口付近には高気圧があって東へゆっくり移動している。また、この高気圧から日本のはるか東にかけては東西に伸びる帯状の高圧帯となっている。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 この時間は、北海道と北陸から北の日本海沿岸域、中国地方から信越の山岳域に低い雲がかかっている。

 関東地方も南部から頭部の沿岸域を中心に低い雲が広がっている。この雲は太平洋へと続いている。

 降水は、北陸から北の日本海側でとこどろころ降っている。午前9時までの1時間に多いところで~5mm程度の降水を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 地上低気圧に対応する上空の低気圧(下層~中層)や気圧の谷(上層)はその直上にあたるカムチャッカ半島の東海上にある。それとは別にシベリア東部に気圧の谷がある。中層では谷は深くなっており、その中心付近に寒気の中心を伴っているが、下層では谷は弱い。しかし、下層ではシベリア東部から西日本の太平洋まで伸びており、九州の西方海上では寒気移流場となっている。下層850hPa面では日本海側を中心にところどころ湿潤域がみられるが、700hPa面より上では東北地方から南の地域は空気は非常に乾燥している。

 関東地方は、上空の大きな気圧の谷が通過しており、下層から上層まで全般に西よりの風が吹いている。下層850hPa面では西南西風が吹いており、南部は湿潤空気に覆われているが、700hPa面より上空は空気は非常に乾いている。上層300hPa面の強風軸は南部上空を西から東に向かって伸びている。500hPa面の渦度は全域で正渦度、700hPa面の鉛直流も全域で上昇流場となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 地上から1011hPa高度まで対流不安定層が形成されているが、その上空には厚さ180mほどの接地逆転層がある。この高度では西北西~北よりの風が吹いている。逆転層の上には東よりの風が吹く乾燥した層がある。901hPa高度より上空では南西~南南西風が吹いており、836hPa高度付近には厚さ20mほどの薄い湿潤層が形成されている。雲の動きを見ると、雲は伊豆諸島付近で発生し、その後南西から北東へ向かって移動しているのがわかる。湿潤層より上空の空気は非常に乾燥しているため、雲はこの湿潤層に対応しているものと思われる。




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by y_hirarin5 | 2010-11-04 23:59 | 今日の雲

高気圧に覆われる、台風9号は東シナ海へ(層積雲)


【2010年9月5日8時50分】
@横浜市戸塚区
厚い大き目の対流雲が浮かんでいる。雲には隙間があり、そこから日が射している。この後雲は次第に消えていった。
曇り
午前9時現在、横浜では気温29.7℃、南の風1m/s、湿度71%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 東シナ海何部には台風9号があって北西に毎時15kmで進んでいる。中心気圧は994hPa、中心付近の最大風速は20m/s、今後24時間以内に中心付近の最大風速は25m/sに達する見込み。また、オホーツク海北部には低気圧があって東へ進んでいる。そこから延びる気圧の谷が日本海北部に達している。一方、関東の東海上には高気圧があって南東へ移動している。また、小笠原諸島の西にも高気圧があrほとんど停滞している。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、東シナ海に台風9号に伴う雲が広がっている。台風の中心付近にある雲と北側、東側から南側に広がる雲は雲頂高度が高く発達しており、南西諸島には南側の雲がかかっている。九州や中国地方西部にはそれよりさらに外側の上層の薄い雲がかかっている。また、北海道には沿海州から延びる帯状雲の一部がかかっている。この雲は雲頂高度が低い、下層の対流雲で構成されている。その他の地方はところどころに小さな対流雲が点在している。

 関東地方は南部を中心に雲頂高度の低い雲が出ており、特に東京湾周辺には小さな対流雲が多く出ている。

 雨は、この時間は北海道北部と鳩首南部から南西諸島にかけて降っており、午前9時までの1時間に多いところで~5mmの雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 東シナ海には台風9号に伴う上空の低気圧や気圧の谷がある。低気圧は中心付近に暖気核を伴っており、台風の東側にあたる西日本では南よりの風が吹いている。南西諸島付近ではこの風に伴って湿潤空気が流入しているが、西日本へは乾燥した空気が入っている。本州上空には下層~中層にかけては高気圧が南から、上層では西から張り出している。高気圧の北側にあたる北海道では西よりの風に伴って下層に湿った空気が流入している。

 関東地方上空は、下層から上層まで高気圧に覆われており、下層850hPa面ではやや湿っているが、それより高高度では乾燥した空気に覆われている。風は下層850hPa面と中層、上層で西よりの風、下層700hPa面では北よりの風が入っている。500hPa面渦度は、高気圧に覆われていて負渦度だが、700hPa面の鉛直流は全域で上昇流場となっている。

 高層気象観測データ(館野)をみると、地上から925hPa高度まで対流混合層が形成されており、混合層トップには薄い湿潤層がある。その上空は700mほどやや湿った層があり、それより高高度は空気は乾燥している。混合層より400mほど上空に逆転層があり、そこからさらに600mほど上空にも逆転層がある。持ち上げ凝結高度は916hPa高度で混合層トップよりも高度が高く、また混合層の上にもやや湿った層があることから下層の南よりの風に伴って水蒸気の流入があったものと思われる。一方、自由対流高度は643hPa高度と高いが、この高度付近の相対湿度が比較的高いこと、その下の700hPa面で上昇流場となっていることから雲が発達する可能性もあった。しかし、この後の雲の変化を気象衛星でみても雲の発達は見られなかった。



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by y_hirarin5 | 2010-09-05 22:09 | 今日の雲

高気圧は択捉島付近へ、東よりの風流入(層積雲)


【2010年8月19日9時02分】
@横浜市戸塚区
全天が厚い雲に覆われているが、ときどき雲の隙間から薄日が射していた。雲は暗く大きいものと、遠くの低い空に明るい塔状の積雲がみえた。
曇り
午前9時現在、横浜では気温27.8℃、東の風4m/s、湿度78%


◆ 午前9時現在の気圧配置

 小笠原諸島の南に低気圧があって西へ進んでいる。また、モンゴルには低気圧があって、北東へ進んでいる。一方、択捉島付近には高気圧があって東へ移動している。高気圧は南西諸島まで広く日本付近を覆っている。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 この時間は、東北地方南部から関東までの太平洋側や東海地方に雲頂高度の低い層状の雲が広がっている。茨城県や千葉県など一部で雲が薄くなっているところがある。その他の地方は中部山岳域を中心に下層の対流雲が点在している。それ以外ではよく晴れている。

 関東地方は低い雲に覆われている。雲は、雲頂表面が滑らかな層状雲で構成されている。

 雨は、この時間は栃木県で観測されており、午前9時までの1時間に~1mmとなっている。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 上空は、モンゴルとカムチャッカ半島の東に地上低気圧に対応する低気圧や気圧の谷が、その間のシベリア東部には、択捉島付近の高気圧に対応した気圧の尾根があって、これらは東西に並んでいる。本州付近は、上空も高気圧や高圧部の中に入っており、この気圧の谷や尾根から離れている。東日本はカムチャッカ半島の東の気圧の谷の後面に当たり、北西風が卓越している。西日本は、高気圧の中心の西側のために、東~東南東風が吹いている。

 関東上空は、高気圧に覆われているが、下層700hPa面より高高度では気圧の谷の後面にあたるために北西風、下層850hPa面では高気圧の中心の南側で東よりの風が吹いている。湿潤域は高層天気図上にはなく、気象衛星の画像と合わせても、850hPa高度以下にあると思われる。500hPa面は負渦度だが、 700hPa面の鉛直流は、南部で上昇流場になっており、この高度までに空気が飽和に達していれば雲が発生することになる。実際は乾燥しているために雲はみられない。高層気象観測データ(館野)をみると、925hPa高度付近に逆転層がある。発生高度から接地逆転層と考えられる。これより下層に500mくらいの厚さの湿潤層があり、層内は東~北東風が卓越している。持ち上げ凝結高度(LCL)は955hPa高度(600m付近?)で、厚い下層雲があることがわかる。自由対流高度(LFC)は748hPa高度(3000m付近?)で、705hPa高度に薄い湿潤層があるが、その上の700hPaより上空に逆転層があるために雲が発達できない状態となっている。 ウィンドプロファイラデータで下層の風の分布をみると、高度1~2km付近では関東地方は全般に東よりの風が吹いている。この風によって、湿潤空気が流入して低い雲が発生したものと思われる。




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by y_hirarin5 | 2010-08-19 23:59 | 今日の雲

上空の気圧の谷の前面(層積雲)


【2010年7月6日8時58分】
@横浜市戸塚区
曇り
厚い雲が全天を覆っているが、ところどころに青空が見える。また太陽が透けてみえる。もくもくとした雲底を持つ積雲系の雲で幅は大きい。

◆ 午前9時現在の天気概況

 この時間は、日本海西部に低気圧があって東南東へ進んでいる。また、カムチャッカ半島の南にも低気圧があって北東へ進んでいる。揚子江中流から梅雨前線が東シナ海、九州の南海上、日本の南海上を通って日本のはるか東に延びている。日本付近は気圧の谷の中に入っているが、低気圧の間は気圧の尾根になっており、北海道はこの中に入っている。


◆ 午前9時現在の雲と雨

 気象衛星の画像によると、九州から関東の南海上には、梅雨前線に伴う雲頂高度の高い団塊状の積乱雲が連なっている。これらの雲は東は日本のはるか東海上に、西は東シナ海では弱まっているが、揚子江沿いに連なっている。この雲の一部は南西諸島北部にかかっているが、それ以外は陸地から遠ざかっている。日本付近は太平洋側ほど雲頂高度が高くて雲頂が中層に達している。日本海側では雲頂高度はそれより低く下層に留まっている。主体は対流雲で構成されている。

 雨はこの時間は南西諸島北部でまとまって降っており、午前9時までの1時間に~10mmを観測している。また、九州や東海、華南等、東北と北海道でも1時間に数mmを観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態

 高層天気図によると、昨日北海道の東海上にあった上空の低気圧は地上低気圧の移動に伴ってカムチャッカ半島の南へと移った。一方、シベリア東部にあった気圧の谷は中国東北区にまで南下したため、日本付近は上空の気圧の谷の前面に入った。この気圧の谷は地上低気圧の中心に対して5°ほど北に偏っている。中心付近に寒気を伴っているが、上空の風は下層も中層も等温度線に平行に吹いているために温度移流はほとんど起こっていない。

 日本付近は太平洋沿岸より南側に暖気が流入しており、紀伊半島の南から伊豆諸島付近にかけては梅雨前線に伴う上昇気流場があるが、陸地からは離れている。関東地方南部は高度700m以下は湿潤空気で覆われており、700hPa面付近までは対流不安定の状態になっている。また、中層から上層にかけても湿潤層がみられる。これから考えると、下層に対流雲、中~上層に別の雲があると思われる。


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by y_hirarin5 | 2010-07-06 21:45 | 今日の雲

南に梅雨前線、北に背の高い低気圧(層積雲)


【2010年6月23日9時52分】
@横浜市戸塚区
曇り
厚い雲が全天を覆っているが、雲には隙間がありところどころ青空が見え陽が射している。この後雨が降り出した。

午前9時現在、潮岬付近に低気圧があって北東へ35km/hで進んでいる。華南から停滞前線が、九州の南、低気圧の中心、東海道沖から関東の南部沿岸を通って日本のはるか東海上に達している。また、日本海北部には別の低気圧があって東へゆっくり進んでいる。一方、かむちゃっか半島の南には高気圧があって南東へ移動している。また小笠原諸島の東にも高気圧があって東へ移動している。渤海の高気圧は南南東へ移動し東シナ海へ張り出している。

午前10時現在の雲と雨のようすを見ると、日本付近は大きな雲に覆われている。雲は華南から東シナ海を通って、九州から日本列島を縦断し、北海道上空でキンクして日本のはるか東に達している。このうち、九州の南にある2つの雲と紀伊半島の東海上にある雲は雲頂高度の高い団塊状の積乱雲となっている。それ以外は西日本では中~上層の雲で、東シナ海には強風軸の近傍にできるトランスバースラインがみえる。また、近畿より東にある雲は下層雲、中層雲も含まれるバルジで、雲域の南ほど雲頂高度の低い雲が占め、北ほど雲頂高度が高いものが占めている。関東地方は沿岸域を中心に下層雲が広がっているが、近畿から東海、東北地方と北海道は雲頂高度が上層に達している。

また、それとは別に日本海北部に下層雲で構成された渦巻状の雲も見える。

雨は九州南部と長崎、熊本県の天草地方、紀伊半島から東北地方と北海道で午前10時までの1時間に~10mm程度、多いところで~30mmの降水が観測されている。

午前9時現在の高層天気図によると、日本海には地上低気圧に対応する上空の切離低気圧や気圧の谷が下層から上層まで続いている。切離低気圧は中心の南西側に寒気を伴った寒冷渦で、日本海沿岸に寒気が近づきつつある。低気圧前面の北陸から北の地方では、日本海側を中心に南西風が卓越して下層では暖湿空気が流入し、雲頂高度の高い雲を形成している。一方、九州から関東までの太平洋側では南西~西南西風が卓越し下層へ暖湿空気が流入している。潮岬では850hPaの風速が50kt(およそ25m/s)と強く水平方向の温度傾度が高くなっている。また、500hPa面では西側に寒気があって、寒気移流場になっている。このためこのあたりで雲が発達しているものと思われる。関東地方南部沿岸では内陸部と比較して下層の風速が強まっており、下層への暖湿空気が流入して下層雲が広がっている。


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by y_hirarin5 | 2010-06-23 20:51 | 今日の雲

移動性の高気圧と南海上の停滞前線(層積雲)


【2009年10月23日12時47分】
@東京都目黒区
曇り
西の空や東の空の低いところには厚い雲が広がっている。頭上は小さな雲が浮かんでいる。
午後1時現在、大手町では気温20.1℃、北北東の風2m/s、湿度54%

午前9時現在、千島付近にある低気圧は南東へ進んでいます。また、日本の南海上には前線が停滞しています。岩手県付近には高気圧の中心があって東へ移動していますが、勢力を朝鮮半島南部まで残しています。また、朝鮮半島の北にも高気圧があります。これらの高気圧の間の日本海には気圧の谷がみられます。

写真を撮った頃の午後1時現在の気象衛星の画像をみると、日本の南海上に停滞前線に伴った厚い帯状雲が、台湾付近から日本の南を通って日本のはるか東に延びています。この帯状雲は紀伊半島の南海上で途切れています。全体的に厚い雲で構成されており、ところどころで雲頂高度が中層に達しています。また、雲の表面は凹凸があり、対流雲が含まれています。この雲の一部が南西諸島から九州南部までと関東地方の南部にかかっています。また、北海道から日本海中部にかけても雲の帯が延びています。これらの雲の下の南西諸島と北海道では午後1時までの1時間にところによって10mmを越す強い雨が降っています。

上空の天気図をみると、大まかにはシベリア東部から日本海中部にかけてと、チベット高原の東にそれぞれ気圧の谷が延びている。このうち前者は地上天気図でみられた気圧の谷に対応しており、この前面で西よりの風に伴って暖気移流が発生し、日本海北部では上昇流が強まっている。この上昇流域に気象衛星で見られた帯状の雲が対応している。
また、台湾付近から日本の南海上にかけては、地上の停滞前線に対応した温度集中帯が延びている。この南のフィリピンのルソン島の東には台風20号があり、この東側で南よりの風が卓越している。また、850hPa面でははっきりしないが、700~500hPa面にかけては太平洋に高気圧があり、この北西縁辺に沿って南よりの風が吹いている。このため、停滞前線に向かって南よりの風が流入している。一方、日本上空には背の低い高気圧があり、この南の縁辺に沿って東よりの風が卓越している。これらの風の収束する付近に前線が存在し湿潤空気に覆われている。特に強い収束のみられる小笠原諸島の東海上や台湾の東では上昇流が強まっています。この2つの領域を中心に雲が発達しているため、帯状雲の途中で雲が途切れているようにみえるのです。

関東地方にかかっている雲は、南海上の帯状雲の北側に分布するかけらのようなものです。気象衛星の画像で見る限りは下層の小規模の雲が中心となっています。
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by y_hirarin5 | 2009-10-23 23:59 | 今日の雲

弱い冬型の気圧配置~上昇気流場(層積雲)


【2009年3月26日12時38分】
@東京都目黒区
晴れ
積雲系の雲が多く、雲の隙間から一部で青空が見える。雲は並雲ぐらいで少し発達している。
午後1時現在、大手町では気温10.3℃、北西の風2m/s、湿度23%

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by y_hirarin5 | 2009-03-26 23:59 | 今日の雲