前線性雲バンドと強風軸南縁に発生した雲(乱層雲)


【2009年3月8日10時29分】
@茨城県つくば市
曇り
厚い雲が全天を覆っており、ときどき雨が降ってくるが短い時間だけですぐに止んでしまう。雲は形や輪郭はなく、濃淡もほとんど分からない。
午前10時現在、つくばでは気温8.7℃、南西の風1m/s





◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、オホーツク海には発達した低気圧があってほとんど停滞している。また、バイカル湖の東や中国東北区には低気圧があって、ともに東南東へ進んでいる。また、日本の南海上には前線が停滞している。一方、日本の東海上と新潟県付近、黄海には高気圧があって連なっており、東北地方南部から九州まで広く覆っている。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午前10時半現在、幅の広い雲バンドが日本のはるか東海上から中国南部に延びている。その一部が東北地方南部から南西諸島までの広い範囲にかかっている。雲は四国や中国地方の瀬戸内や西部と九州から南西諸島にかけては雲頂高度が低く、下層から中層の雲で構成されているが、山陰や近畿から東北地方南部にかかっている雲は雲頂高度が高くなっている。そのうちでも関東地方南部のものは厚くなっている。東北地方から北の地方は下層の対流雲がところどころに広がっている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在、オホーツク海南部の上空には地上低気圧に対応する上空の低気圧があり、500hPa面では中心付近に-36℃以下の寒気を伴っている。また、その西側の中国東北区から渤海付近にかけて弱い気圧の谷がみられる。

日本付近は後者の気圧の谷の前面にあたり、全国的に西よりの風が卓越している。また、最下層の850hPa面では関東から西の地方では南風成分が入って暖気移流場となっている。北海道上空は、オホーツク海低気圧のすぐ南側で等高度線が混んでいるために風が強くなっている。この付近が上層の強風軸となっている。また、黄海の西から西日本上空にかけても強風軸が延びている。

関東地方は下層で南西風が卓越し、湿った暖かい風が流入し下層雲が形成されている。一方、中層から上層にかけては気圧の谷の前面で西南西風が強く吹いており、強風軸の南側の直下にあたる。このため、中層から上層雲が広がっている。

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by y_hirarin5 | 2009-03-08 23:59 | 今日の雲
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