寒気の流入と局地的な収束風(層積雲)


【2008年12月6日13時39分】
@横浜市港北区
晴れ
幅の大きな雲が浮かんでいる。雲底は暗くて平らになっており、雲頂部分はもこもことしている。
午後1時現在、横浜では気温12.5℃、南西の風5m/s、湿度39%


◆天気概況:地上天気図

午前9時現在、昨日各地に強い雨をもたらした寒冷前線は、日本の東海上へ進み次第に日本から離れている。しかし、この前線に伴う気圧の谷は1つは関東地方の南部へ、もう1つは日本海へと延びている。一方、長江河口には高気圧があって西日本へ張り出している。


◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他

午後1時半現在では、日本の東海上には寒冷前線に伴う雲バンドがある他、日本の南海上にも別の雲バンドがあるが、いずれも陸地から遠く離れている。日本付近は寒冷前線の通過に伴って流入した寒気の中にあり、一部の地域を除いて寒気の吹き出しに伴う下層の対流雲が広がっている。雲が出ていないのは、山陽、静岡県から関東地方と東北地方南部にかけてだが、関東地方南部には下層の対流雲が発生している。写真の雲はこれと思われる。

降水は、北陸から北の日本海沿岸域と北海道、中国、九州の山沿いで1時間に~5mm程度のものが降っている。


◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他

午前9時現在では、地上の気圧の谷は大きなものは日本の東海上へ移っているが、上空の気圧の谷は日本海を縦断している。日本付近は強い温度傾度があり、西よりの風で強い寒気移流場となっている。このため、黄海、東シナ海、日本海など周辺海域では下層を中心に湿潤層があり、気象衛星でみられた下層雲と対応している。また、北海道付近では、それより上空で南西風が卓越しており、それに沿って湿潤層がみられる。北陸から北では700hPa面で上昇流場になっているが、関東地方もこれに含まれている。

関東地方は、地上風の分布をみると、北関東では中部山岳を越えてきた西よりの風、埼玉県や東京などではそれが北よりに変わっている。一方、南関東では静岡県方面から回り込んできた南よりの風が卓越している。これらの風が関東地方南部で収束線を形成しており、雲の分布でみたところの下層雲の発生位置と一致している。写真の雲はこれにより発生したものと思われる。ただし、上空には寒気が流入しているため、それほど発達できず雲頂高度が低いままだったと考えている。


ジョグメモ
明日は湘南月例マラソンに出るので、短めの2.5km。16'12''でした。

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by y_hirarin5 | 2008-12-06 23:17 | 今日の雲
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