上空の強風軸に伴う雲(高積雲)


【2008年11月4日12時56分】
@東京都目黒区
晴れ
お昼休みの最初の頃は筋状の薄い雲の巻雲が多く見られたが、しばらくしてこの丸い雲群の薄い高積雲に代わってきた。この高積雲の左上の部分は丸ではなくたなびいた感じになっていて、巻雲から変化したもの・・・?かもしれない。でも巻雲と高積雲は発生高度が1000m単位ぐらいで違う。・・・・。
午後12時現在、大手町では気温19.4℃、北北西の風5m/s、湿度34%

◆天気概況:地上天気図
午前9時現在ではサハリン北部に低気圧があり、またカムチャッカ半島の東にも別の低気圧があって、オホーツク海は大きな低圧部になっている。ここから延びる気圧の谷(ショートトラフ)がいくつもあり、沿海州、日本海、それに関東地方の南から四国沖にかけてみられる。一方、公開には高気圧があって西日本に張り出している。

◆雲と降水:気象衛星、レーダーアメダス解析雨量他
写真を撮った午後12時半現在では、東北地方から北の日本海沿岸を中心に寒気の吹き出しに伴う筋状雲が広がっている。また、北陸地方には日本海から延びる幅の広い雲バンドがかかっている。近畿から西の地方にも小さな下層雲が山岳域を中心に発生している。一方、九州南部から関東地方の東海上にかけて幅の広い中層~上層の筋状の雲バンドがあって、九州から関東地方までの太平洋沿岸域に少しかかっている。この時間の降水は北海道と青森県で1時間に~5mm程度、北のほうではところによって10mm前後となっている。この時間の気温をみると、北海道の内陸では0℃以下なので雪、北海道の南の方や青森県では5℃以上となっているので雨と思われるが、その他では0~5℃となっているが地上の相対湿度は40%~80%の間をめまぐるしく変化しているので、雨⇔霙⇔雪となっていると思われる。現地に行ってみないとなんとも...。また南西諸島の南部でもところどころ雨となっている。

◆高層大気の状態:高層天気図、高層気象観測データ、ウィンドプロファイラデータ他
午前9時現在の天気図をみると、オホーツク海にある地上低気圧は上空に寒気を伴った背の高い寒冷低気圧で、昨日から見ると東へ移動してきているが全体的に動きは遅くなっている。この低気圧に伴って、北日本を中心に寒気の流入が大きく、地上で雪となる850hPa面(高度1500m付近)での-6℃の等温線は北海道の南を通っており、北海道は雪の可能性が大きい。下層ではほぼ全国的に西北西風が卓越して寒気移流場となっている。本州上は九州の北から延びる上層の強風軸があって関東地方の東海上に達している。そしてそれはこの下層で大気の温度集中帯があることを示している。また、集中帯の南の縁に沿って上層の薄い雲が広がっている。関東地方南部にかかっている雲はこの一部であり、地上から見えた薄い中上層雲はこれに相当する。北日本の日本海側に広がっている下層の筋状雲は寒気の移流と海面との間の大気の不安定な状態に伴って発生したものと思われる。

そういえば、以前もこれと同じようなタイトルで書いたと思うな。。


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by y_hirarin5 | 2008-11-04 23:59 | 今日の雲
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