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いま、そこにある雲


雲の観察日記 カメラはNikon D40, iPhoneを使ってます。気象予報士(2008年10月〜)
by ひらりん
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今日の雲20080721


【2008年7月21日12時55分】
@横浜市港北区
晴れ
雲が多い。もくもくとした積雲系の幅の広い雲が広がっている。雲の隙間から見える空は白くにごっている。
午後1時現在、横浜では気温29.8℃、南南東の風4.8m/s、湿度59%

午前9時現在、日本海西部には前線を伴った低気圧があって東北東へ進んでいる。また、本州の南海上には低気圧が2つあり西南西と西へ進んでいる。一方、オホーツク海には高気圧があって北日本へ張り出している。また、南西諸島の南にも高気圧があり西へ移動している。

午後1時現在の雲の様子を見ると、東日本の太平洋側を中心に低い雲に覆われており、その西の端は静岡県まで達している。また、そのほかの地域では山岳域を中心に下層の小さな積雲が多数発生している。北海道には日本海西部にある低気圧から伸びる帯状の雲がかかっている。この雲は雲頂高度が高くて厚くなっている。また、九州には北東~南西に伸びる雲頂高度が高く厚い雲がかかり、次第に発達している。

上空は、下層で日本海西部の低気圧の南から東北地方にかけて温度集中帯が見られる。この内、日本海中部から東北地方にかけてのものは地上に梅雨前線としては現れておらず潜在的な前線として示されている。この南側の関東以西では南西風が卓越しており暖気移流場となっている。高層気象観測データのうち、館野(茨城県つくば市)のデータをみると地表面に近いごく下層大気では関東地方では東よりの風が吹いているが、925hPa面より上空では上空に向かって南から西よりの風向が変化しており、最下層を除いて暖気移流場になっていること示している。また、地表面付近から850hPa面にかけては厚い湿潤層になっており、その上の層では逆転層が形成されて乾燥した空気になっているため、関東地方に見られる雲の雲頂高度は1500m付近と推定される。また、700hPa面には中部地方から九州にかけては暖気域が見られるが、大気の安定度はより不安定なものとなっている。
by y_hirarin5 | 2008-07-21 23:59 | 今日の雲
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