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【2008年7月9日12時46分】 @東京都目黒区 曇り 湿気の多い暑さ。空はどんよりと厚い雲に覆われているが雨は降っていない。雲の表面は畝状になっている。 午後12時現在、大手町では気温25.2℃、南の風2m/s、湿度60% 午前9時現在、四国の南には低気圧があって南南東へ進んでいる。またそのはるか南東側には別の低気圧があってほとんど停滞している。太平洋上は低圧域になっている。また、オホーツク海にも低気圧があって南東へ進んでいる。一方、朝鮮半島中部には高気圧があってほとんど停滞している。また、カムチャッカの東海上から東日本へ気圧の尾根が伸びている。 午後12時半現在の気象衛星の画像を見ると、東北地方南部から小笠原諸島の西海上まで細長い上層雲が伸びており、時間の経過に伴って少しずつ南へ移動している。また、大陸東岸かんら朝鮮半島北部を通って沿海州付近までところどころ団塊状の大きな積乱雲があり、朝鮮半島と日本海西部の周辺を弧を描くように時計回りに移動している。その雲が沿海州から日本海中部を経て日本海側に流れ込んでいる。近畿から東の地方は小さな粒状の対流雲が敷き詰めている。 午前9時現在の高層天気図をみると、地上の朝鮮半島付近の高気圧は上空へいくほど幅が広くなっており、300hPa面ではチベットから張り出す高気圧(チベット高気圧)とつながっている。一方、太平洋上の低気圧は、上層ではオホーツク海から東北地方の太平洋側を小笠原諸島の東海上まで伸びる大きな深い気圧の谷とつながっている。この気圧の谷の西側では等高線に沿って北よりの風が吹き、東北地方南部から関東地方にかけてはこの風に伴って寒気が流入してきている。また、この気圧の谷は寒気を伴っており、下層が冷たい空気に覆われている中部地方周辺で湿った空気が見られる。これがこの地方周辺の下層の対流雲に対応する。 全体的に流れは、朝鮮半島付近に背の高い高気圧があるため、南シナ海から流入する暖湿気流は朝鮮半島を回りこんで日本海に入ってきている。東北地方の太平洋上から小笠原諸島付近まで伸びていた上層雲は東日本の東海上に南北に伸びる大きな気圧の谷の西側に沿った形で分布している。
by y_hirarin5
| 2008-07-09 23:59
| 今日の雲
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