高気圧は日本の東海上へ(乱層雲)


【2011年6月2日午前8時55分】
@横浜市戸塚区

厚い雲が全天を覆っており、そこから細かい雨が降っている。雲の表面はぼんやりと霞んでいる。

午前9時現在、横浜では気温14.8℃、北の風1.8m/s、湿度96%、降水量0mm

関東地方は高気圧が東へ去って、西から低気圧が近づいている。ごく下層は東よりの風が吹いており気温も低い。その上の層は南~南西風が吹いており、湿った空気が流入している。


◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 日本海を低気圧が東へ進んでいる。また、台湾の西から停滞前線が南西諸島の東へ伸びている。シベリア東部にも低気圧があって北東へ進んでいる。一方、日本の東には高気圧があって東南東へ移動している。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 東北地方から九州まで太平洋側を中心に雲が広がっている。このうち九州から関東地方に伸びる雲は南ほど厚く、雲頂高度の高い対流雲で構成されており、一部は九州南部にかかっている。その北側に広がる雲は、雲頂高度が中層付近に達するもので、これらは全体的に西から東へ移動している。

 関東地方も全域に厚い雲が広がっている。北部には雲頂高度の高い層状性の雲がかかっており、一方南部の雲は雲頂高度が低くなっている。

 この時間は東海から関東甲信と紀伊半島、山陰、九州南部から南西諸島で降っている。午前9時までの1時間に多いところで~50mmの激しい雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 モンゴル付近には地上低気圧に対応する上空の低気圧が上層まで続いている。そこから日本海の地上低気圧に対応する気圧の谷が、日本海西部に伸びている。東シナ海の下層850hPa面には地上の停滞前線に近いところに気圧の谷が伸びている。

 関東地方はこれら気圧の谷の前面にあたり、下層では南西風が吹いて暖湿空気が流入している。中層から上層では強風軸の中にあたり、強い西南西風が吹いている。中層への温度移流はほとんど起こっていない。500hPa面の渦度は強い負渦度となっている。また、700hPa面の鉛直流は上昇流場となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 地上から中層597hPaまで大気はほぼ湿っており、ごく下層をのぞいて相当温位はほぼ一定となっている。下層987hPa高度までは東よりの風が吹いており、この層は対流不安定となっている。その上は899hPa高度まで南よりの風、その上は南西風となっている。持ち上げ凝結高度は975hPa、自由対流高度はない。




------------------
日本ブログ村のランキングに参加しています。
よければクリックをお願いします。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ

投票してくださったみなさま、本当にありがとうございます。<(_ _)>
[PR]
by y_hirarin5 | 2011-06-02 23:59 | 今日の雲
<< 上空の気圧の谷の前面(高層雲) 東海上に気圧の尾根、西から湿潤... >>