いま、そこにある雲 |
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【2010年6月25日8時56分】 @横浜市戸塚区 曇り 全天を雲が覆っているが、雲の隙間から日が射している。雲には濃淡がある。また、薄らとハロがみえる。 午前9時現在、千島付近には低気圧があって東へ進んでいる。日本の南東海上には高気圧があってほとんど停滞し、東シナ海から日本海、さらに渤海周辺まで張り出している。一方、華南から延びる梅雨前線が九州南部を通って伊豆諸島付近に達している。 同時刻の雲と雨の状況をみると、カムチャッカ半島付近には低気圧に伴う渦状の雲があり、そこから日本の南海上へ帯状雲が延びている。一方、華南から西日本にかけては梅雨前線に伴う雲が延びている。こちらの方は華南から台湾付近にかけては団塊状の大きな積乱雲がいくつも並んでおり、東シナ海から九州南部と九州北部から四国にかけてはそれより規模の小さな積乱雲が群れをなしている。西日本のその他のところも雲頂高度が中層に達する厚い雲に覆われている。東海から東北地方南部にかけては、西日本の雲域の前面で上層の薄い雲が延びている。東北地方南部を横切る雲はシーラスストリークと思われる。また、北海道東部には小さな雲頂高度の高い対流雲がいくつもみられる。雨は午前9時までの1時間に九州南部で~50mmに達する激しい雨を観測している他、その他の九州や四国の西部で~5mmの雨が降っている。 同時刻の上空の大気の状態は、高層天気図によると、カムチャッカ半島の南から北海道の東海上にかけては地上低気圧に対応する深い気圧の谷が延びている。この気圧の谷は中心付近と軸の南端に寒気の中心を持っているが、寒気は北日本を抜けたところである。北日本は北よりの風だが、モンゴルからシベリア東部にかけて暖気域になっているために暖気移流場となっている。一方、その西側の日本付近からモンゴルにかけては、下層から上層にかけて深い気圧の尾根が延びている。下層ではちょうど太平洋高気圧と繋がっているようにみえる。この気圧の尾根は暖気を伴っており、温度の高く温度も高い。梅雨前線上の華南上空は、下層に上空の低気圧があり、さらに中層から上層にかけて大きな気圧の谷がチベット高原から東へ延びている。気圧の谷の中心付近の山東半島東には寒気の中心があり、風は気圧の谷の等高度線に沿うように吹いている。このため、南西諸島から九州にかけては南よりの風が卓越し、強い暖気移流場となって南から湿潤空気が流入している。この強い暖湿空気の流入と、気圧の谷東の端ということで、九州南部やその西方海上では上昇流が強まって雲が発達している。関東地方の上空は日本の東海上の気圧の谷の後面で、下~中層では北よりの風が吹いて乾燥した空気が流入している。 ------------------ 日本ブログ村のランキングに参加しています。 よければクリックをお願いします。 投票してくださったみなさま、本当にありがとうございます。<(_ _)>
by y_hirarin5
| 2010-06-25 23:55
| 今日の雲
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