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【2009年5月20日18時38分】 @横浜市港北区 晴れ 南の空に雲の帯がみえ、徐々に広がっていった。飛行機雲の名残? 午後6時現在、横浜では気温21.8℃、南西の風4m/s、湿度64% 午後6時現在では、紀伊半島の東に高気圧があって、関東地方はその北東側にあたる高気圧の圏内に入っている。長江河口付近には前線を伴った低気圧があって北東へ進んでおり、中心から延びる温暖前線が南西諸島北部に達している。 この時間は関東地方上空は高度2kmより高高度では北西風が卓越しているが、下層1km付近までは南よりの風となっている。また地上では、内陸部など標高の高いところでは北よりの風が吹いているが、平野部では南よりの風となっている。 気象衛星の画像をみると、中国大陸東岸には大きな雲の塊がみられる。地上低気圧に対応した雲で、雲域の北縁は高気圧曲率を持っている。 午前9時現在の高層天気図をみてみると、渤海の西から華南にかけて深い気圧の谷があり、高度5700m付近では閉じた低気圧となっており、地上から繋がる背の高い低気圧となっている。また、この低気圧の東側では南西風が卓越しており、下層から流入した湿潤空気は500hPa面に達している。 気象衛星でみられるこの地方の雲は、雲頂高度の高い厚い雲で構成されており発達している。 一方、低気圧の北西側には上空から寒気が流入しており、低気圧から延びる寒冷前線付近では非常に雲が発達しているが、その北西側には低い雲が広がっており、上空から乾燥した冷たい空気が流入しているものの下層には湿潤域が残っていることを示している。 関東地方上空には、この時間は低気圧の東側の上層の薄い雲がかかり始めていた。 上空はオホーツク海から延びる気圧の谷の後面にあたり、全般に北西風が卓越している。一方で、日中は天気がよく気温が上がったために、内陸部と沿岸域の比熱差によって生じる海風が発達して南よりの風が卓越した。この南よりの風に伴う下層雲はみられなかったが、上層の薄雲は北西風に沿って分布している。 写真の雲は時間の経過に伴って広がりを見せていたが、上層に北から上層の薄雲と共に湿った空気が流入したいたためと考えられる。
by y_hirarin5
| 2009-05-20 23:43
| 今日の雲
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