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北海道の南東海上に背の低い高気圧(積雲)

【2011年7月22日午前8時55分】
@横浜市戸塚区
曇り
空の東側を中心に積雲系の雲に覆われている。雲は厚くなっており、雲底に影ができている。

午前9時現在、横浜では気温21.3℃、北北東の風2.6m/s、湿度62%


北海道の南東海上には背の低い高気圧があり、北東風よる寒気移流場となって気温が低い状態となっている。東北地方の太平洋側を中心に背の低い対流雲に覆われている。


◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 台風6号は小笠原諸島北部付近にあって、南東へ進んでいる。その北の関東の南東海上から停滞前線が、日本の東へ伸びている。一方、北海道の東海上には高気圧があって南東へ移動している。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 小笠原諸島北部を中心に台風6号に伴う雲が広がっている。大部分は下層の対流雲で構成されており、本州の南海上に広がっている。中部地方から西は下層の対流雲が広がっている。また、関東から北も太平洋側を中心に下層の対流雲が多く発生している。東北地方から北には北西から伸びる上層の薄い雲がかかっている。

 関東地方は、東部を中心に下層の対流雲が多く発生している。また、東京湾の西側にも濃い下層雲が見える。

 この時間は、北陸と東海、紀伊半島、山陰東部と四国南東部と南西諸島で降っている。午前9時までの1時間に多いところで~30mmの強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 台風6号に対応する上空の低気圧は中層までつながっており、上層には現れていない。中心付近に温暖核を持っており、下層850hPa面には下層の対流雲に対応した湿潤域が台風の周辺に広がっている。一方、北海道の南東海上にある高気圧は高層天気図には現れておらず、ごく背の低い高気圧であることが分かる。高気圧の北東側のカムチャッカ半島の南東には地上低気圧があり、それに対応する上空の低気圧が上層まで続いている。この低気圧の西側の下層850hPa面には寒気が広がっており、そこから東北地方の太平洋側に向けて冷たい空気に覆われている。地上高気圧による北よりの風に伴う寒気移流によるものと思われる。また、南西諸島付近は中層から上層にかけて高気圧に覆われており、そ北側にあたる揚子江中流から九州、関東にかけては西よりの風が吹いている。

 関東地方上空は、下層は850hPa面では北よりの風に伴う寒気移流で冷たい空気に覆われている。一方、中層は西よりの風となっている。この風は等温度線に平行に吹いているために温度移流は発生していない。500hPa面の渦度は負渦度、700hPa面の鉛直流は下降流となっており、深い対流は起こりにくい状態となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 地上から863hPa高度まで東よりの風が吹いており、863hPa高度から厚さ70mほどの湿潤層が形成されている。この層は下層ほど相当温位の高い対流不安定となっている。持ち上げ凝結高度は894hPa高度で湿潤層のある高度よりも低い。自由対流高度は880hPa高度となっているが、855hPaより上空は空気はおおむねに乾燥しているためにそこで空気の上昇が止められている状態となっている。



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# by y_hirarin5 | 2011-07-22 23:56 | 今日の雲 | Trackback | Comments(0)
梅雨前線が停滞、各地で強い雨(高積雲)

【2011年6月21日午前8時58分】
@横浜市戸塚区
曇り
全天を厚い雲が覆っている。雲は上空の色の薄い層状の雲と、その下層にある色の濃い積雲系の雲の多層構造をしている。

午前9時現在、横浜では気温24.4℃、南西の風5.9m/s、湿度82%

今朝方強く降っていた雨はこの時間は上がっている。日本付近には梅雨前線が停滞しており、前線に沿って団塊状の積乱雲ができており、太平洋側を中心にところどころで強い雨が降っている。下層には太平洋高気圧の縁辺流に伴って暖湿空気が流入し、これによって対流不安定の状態になって雲が発達している。

一方、上空には寒気を伴った気圧の谷が進んできており、午後にかけて関東北部や東北地方南部にかけて強い雨をもたらした。



◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 東シナ海から梅雨前線が、九州中部、四国から紀伊半島の南海上、東海道沖、関東南部を通って日本のはるか東に達している。また、シベリア東部には低気圧があって東北東へ進んでいる。オホーツク海にも低気圧があってほとんど停滞している。一方、日本のはるか東には高気圧があって東南東へ移動している。また、小笠原諸島の東にも高気圧があって東南東へ移動している。南西諸島はこの高気圧に覆われている。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 佐渡付近には低気圧のような渦状の雲があり、そこから伸びる雲が東日本を覆っている。また、東シナ海南部から九州、紀伊半島南部、東海道沖と関東地方東部には、雲頂高度の高い発達した団塊状の積乱雲がみられる。これらは雲頂部分が東北東へ広がりつつ、全体的に東北東へ移動している。テーパリングクラウドの様相をしている。

 関東地方は、東部雲頂高度の高い薄い雲が広がっている。一方、南部沿岸域には東海道沖から連なる団塊状の積乱雲の一部がかかっている。一方、内陸部には雲がないところも見られる。

 この時間は東北地方と北陸、東海から九州南部までの太平洋側を中心に降っており、午前9時までの1時間に多いところで~30mmの強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 輪島の北には中層から上層にかけて上空の気圧の谷があって、中心付近に寒気を伴っている。この寒気は下層にも達しており、北陸から東北地方は西南西~南西の風が吹いて寒気移流場になっている。一方、太平洋には上層まで達する背の高い高気圧があって、日本付近は九州から関東までこの縁辺にあたり西南西の風が吹いて、下層850hPa面では暖湿空気が流入している。

 関東地方は、中層から上層にかけては気圧の谷の前面で寒気が流入しつつあり、下層では暖湿空気が流入している状況にある。500hPa面の渦度は負渦度、700hPa面の鉛直流は南部では下降流、北部では上昇流となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 下層は低高度ほど相当温位の高い対流不安定の状態になっており、特に地表から946hPa高度までは湿潤層になっている。また中層500hPa高度付近から上空は空気は非常に乾燥している。風は全層に渡ってほぼ西南西風が吹いており、下層では暖湿空気の流入、中層では寒気の流入が起こっている。持ち上げ凝結高度は956hPa高度で湿潤層トップより高度が低い。自由対流高度は722hPa高度と高い位置にある。


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# by y_hirarin5 | 2011-06-21 23:59 | 今日の雲 | Trackback | Comments(0)
梅雨前線上に低気圧(乱層雲)

【2011年6月11日午前9時02分】
@横浜市戸塚区

全天を厚い雲が覆っており、そこから強い雨が降っている。雲は輪郭がなく、全体がぼんやりと霞んでいる。雲には濃淡があって、雲の色の濃い部分はゆっくり南から北へ移動している。

 九州から関東までの太平洋岸に沿うように前線が停滞し、前線上の関東地方南部に低気圧があって東へ進んでいる。前線に沿って各地で強い雨が降っており、前線の南側は強い南よりの風に伴って暖湿空気が流入している。一方、北側では弱い北よりの風が吹いている。


◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 梅雨前線が、華南から東シナ海、九州、四国南部、紀伊半島、関東南部を通って日本の東へ伸びている。また、前線上の関東南部には低気圧があって東へ進んでいる。南シナ海には台風3号があって北へ進んでいる。日本海北部には低気圧があって、東へ進んでいる。一方、オホーツク海北部には高気圧があってほとんど停滞している。また、山東半島付近にも高気圧があって東へ移動している。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 東北地方から九州まで帯状の雲に覆われている。この中でも、九州や四国西部、東海と関東地方南部、北陸、東北地方北部にかかるものは雲頂高度が高く発達している。雲は全体的に西から東へ移動しているが、九州や四国、東海、関東南部では同じようなところを発達した雲が次々と通過している。

 関東地方は、南部に発達した積乱雲がかかっている。北部は雲の切れ間の中に入っている。

 この時間は九州から東北地方までの広い範囲で降っており、特に、梅雨前線に沿うように、九州、四国、紀伊半島、東海から関東南部でライン状に強い降水域が見られる。午前9時までの1時間に九州では~80mmの非常に激しい雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 沿海州からシベリア東部にかけては、日本海北部にあった地上低気圧に対応する上空の低気圧がある。中心付近から北側に寒気を伴っており、また日本海から九州北部にかけて気圧の谷が伸びている。一方、日本の南海上には地上高気圧に対応する背の高い高気圧がみられる。チベット上空には今のところ高気圧は見られない。

 関東地方は上空の気圧の谷の前面にあたる。下層は地上の梅雨前線に沿うように東シナ海から関東にかけて温度集中帯があり、それに沿って西南西風が吹いて湿った空気が流入している。また、九州南部から紀伊半島にかけては風速が大きいが、関東地方はそれらよりも風が弱く収束域になっている。一方、中層から上層では弱い寒気が西から近づいている。500hPa面の渦度は関東南部では強い正渦度になっているが、北部では強い負渦度になっている。700hPa面の鉛直流は、850hPa面で暖湿空気の流入に伴って関東南東海上を中心に強い上昇流場となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野、ウィンドプロファイラデータ)

 全層でほぼ湿った状態になっており、特に地表から884hPa高度までと482hPa高度付近に湿潤層が見られる。風は地表付近で北東~北よりの風が吹いているが、925hPa高度より高高度では南西~西よりの風が吹いている。842hPa高度付近には逆転層がみられる。持ち上げ凝結高度は963hPa高度と低い。一方、自由対流高度は存在しない。

 ウィンドプロファイラのデータを見ると、前線を挟んで南側の勝浦では高度2km付近まで南よりの強い風が吹いているのに対し、北側の熊谷や水戸では高度3km付近まで北よりの弱い風となっている。



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# by y_hirarin5 | 2011-06-11 17:34 | 今日の雲 | Trackback | Comments(0)
西から上空の気圧の谷が接近(積雲)

【2011年6月9日午前9時39分】
@横浜市戸塚区
晴れ
白くにごった空に積雲系の雲が浮かんでいる。発達途中の塔状の積雲となっている。

午前9時現在、横浜では気温20.9℃、東の風1.9m/s、湿度80%

本州の南海上に梅雨前線が停滞している。関東地方は西から上空の気圧の谷の通過に伴う発達した雲が近づいている。地表面付近は温度が高く対流不安定の状態になっており、下層雲ができてやや発達している。しかし、中層から上層にかけては空気は乾燥しており、自由対流高度もなく雲はこの段階では発達しにくい状況となっている。



◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 四国の南から梅雨前線が伊豆諸島南部を通って日本のはるか東に伸びている。沿海州には低気圧があって東へ進んでいる。また、オホーツク海には別の低気圧があって南南東へ進んでいる。フィリピンの西には熱帯低気圧があって北西へ進んでいる。一方、カムチャッカ半島の南には高気圧があって、東南東へ進んでいる。また、日本のはるか東には高気圧があって、南西諸島へ張り出している。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 中国東北区には渦を巻いた雲があり、その東側に南北に伸びる帯状の雲があって、日本海西部に達している。この雲は次第に東へ進んでいる。中部地方から西に雲頂高度の高い薄い雲が出ている。また、東北地方から中国地方までは、山岳域を中心に雲頂高度の低い対流雲が出始めている。

 関東地方は内陸の山岳域に雲頂高度の低い対流雲が出ている。また神奈川県西部の山岳域にも低い雲が出ている。

 この時間は岐阜県西部や静岡県東部など、ごく一部で弱い雨が降っており、午前9時までの1時間に~1mmとなっている。

◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 沿海州から中国東北区には、地上低気圧に対応した上空の低気圧があって、中心付近に寒気を伴っている。また、そこから伸びる気圧の谷は下層では朝鮮半島付近に、中層から上層にかけては日本海西部から本州の南に達している。

 関東地方は気圧の谷の前面で、南~西よりの風が吹いている。空気は乾燥しており、温度移流もほとんど見られない。500hPa面の渦度は全域で負渦度、700hPa面の鉛直流は南部沿岸域で上昇流場のほかは下降流場となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 地表面付近は東よりの弱い風で温度が高く、対流不安定になっている。948hPa高度には薄い湿潤層があって、これより高高度では風は南よりへ変化している。857hPa高度付近と692hPa高度付近には逆転層があり、特に後者はそれより高高度で相対湿度が急激に低くなっており、これを境に下層は暖かく湿った空気、上層は冷たく乾燥した空気となっている。持ち上げ凝結高度は936hPa高度であり、湿潤層より高高度となっている。自由対流高度は存在しない。




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# by y_hirarin5 | 2011-06-09 23:59 | 今日の雲 | Trackback | Comments(0)
上空の気圧の谷の前面(高層雲)

【2011年6月7日午前11時51分】
@横浜市戸塚区
曇り
全天を厚い雲が覆っている。上層に白っぽい層状の雲と、下層に色の濃い積雲系の雲がみえる。

午後12時現在、横浜では気温22.3℃、南南東の風3.7m/s、湿度74%

地表面付近は東よりの湿った空気で薄い湿潤層ができている。また、下層には西日本上空に気圧の谷があり、関東地方はその前面にあたり南よりの風で暖気移流場となっている。上層にもやや湿った層があり、雲はこれらの湿潤層に対応している。


◆ 午前9時現在の気圧配置(地上天気図)

 四国の南には低気圧があって東へ進んでいる。華南から梅雨前線が東シナ海、低気圧の中心、小笠原諸島北部を通って日本のはるか東に達している。オホーツク海には低気圧があってほとんど停滞している。シベリア東部と華北には低気圧があってそれぞれ東北東と東へ進んでいる。一方、日本の東海上には高気圧があって東へ進んでいる。


◆ 午前9時現在の雲と雨(気象衛星:可視、赤外、水蒸気、アメダス降水)

 中国南部から梅雨前線に伴う帯状雲が伸びており、九州や四国、関東地方までの太平洋側の地域にかかっている。雲は南ほど厚く、雲頂高度の高い発達した団塊状の積乱雲が九州の南や四国の南海上にみられる。

 関東地方にかかる雲は南部を中心に雲頂高度が高くなっているが、薄い雲で構成されている。

 この時間は九州や四国の西部、東海で降っており、午後12時までの1時間に多いところで~30mmのやや強い雨を観測している。


◆ 午前9時現在の上空の大気の状態
◇各気圧面の高度分布(高層天気図)

 シベリア東部やオホーツク海、カムチャッカ半島の南東には地上低気圧に対応する上空の低気圧(下層~中層)や気圧の谷(上層)があり、それぞれ中心付近や中心の西側に寒気を伴っている。本州付近はその南側にあたり、日本海から紀伊半島付近にかけてはそれらとは別の気圧の谷が伸びている。

 関東地方はこの気圧の谷の前面にあたり、下層では南よりの風、中層では西よりの風に伴って暖気が流入している。また、700hPa面では広域の湿潤域に入っていないが、局所的に空気が湿った状態になっている。500hPa面の渦度は南部で正渦度、北部では負渦度になっている。700hPa面の鉛直流は、南部では下降流となっているが、北部では上昇流となっている。


◇大気の鉛直構造(高層気象観測データ:館野)

 下層959hPa高度に湿潤層があり、そのため相当温位が大きくなって対流不安定になっている。この高度では東よりの弱い風が吹いている。また、707hPa高度付近からも厚さ100mほどの湿潤層があり、南よりの風になっている。この上の層では中層付近まで空気は非常に乾燥しており、相対湿度が下層ほど高い対流不安定になっている。また、上層も空気は湿っている。持ち上げ凝結高度は939hPa高度、自由対流高度は771hPa高度となっている。



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# by y_hirarin5 | 2011-06-07 20:04 | 今日の雲 | Trackback | Comments(0)
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